コロンビアのコカコーラボトラーで組合擁護に成功

Posted to the IUF website 14-Jul-2003





コロンビアのカレパ・ボトラーでコカコーラ労組（IUF加盟組合SICOに加盟）は2002年3月に第2回労働協約の交渉において大きな成果をあげた。( 背景情報（英文）についてはここをクリック )

しかし、2002年末になると本工場の経営者は組合員や組合役員に対し差別的な仕事の配属や解雇などまで用い、いやがらせをはじめた。

SICOは現地ボトラーに相当な圧力をかけるとともに、ウラバ地域の他の労組からの支援を仰いだ。これに平行してIUF書記局およびIUFラテンアメリカ地域書記局は中南米地域またこの地域を超える範囲の加盟組合からの抗議と支援運動を組織した。IUFはコカコーラ社の経営に連絡を取り、この問題の解決および、現地のボトラーの現行労働協約尊重を直訴した。

SICOは最近カレパ工場で相当な進展があったと報告してきている。最も反組合的であった二人の管理職と法律顧問の契約が解約され、同社は組合役員の権利に対する法律上の異議申し立てを取り下げ、彼らを適切な職場に復帰させた。組合はこれにより、会社との関係がかなり良くなり、現在はまだ未決定の事案につき協約の交渉を続けていると報告している。

SICO組合員の支援のため2003年3月3−4日にニューヨークで開催されたIUFグローバルコカコーラ労組会議は以下の決議を採択した。

コロンビア、SICOコカコーラ労組への連帯

我々は全世界のコカコーラ労組の代表として、2003年3月3−4日にニューヨークに集い、
1． コロンビア、カレパのコカコーラ・フランチャイズ、ウラバ食品飲料会社が行った労働者の解雇と反組合政策を拒否し、
2． IUF加盟組合SICO労組が取った擁護活動を支援し、
3． 同社に対し、労働協約の尊重を要請し、
4． SICO支援のためのIUF本部および地域書記局の介入を支援する。