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インドユニリバー、リストラ・ロックアウト・争議

13-Jun-2003





IUF加盟組合の全インドユニリバー労組協議会は現在、ユニリバーが株式の過半数を所有するインドの子会社、ヒンダスタンリバー社と複数の深刻な争議に入っている。

ヒンダスタン従業員労組は、カルカッタ・ガーデンリーチ工場で会社から3ヶ月間に渡り、ロックアウトされている。主な問題は会社が500名の常用労働者と150名の契約労働者の雇用の大幅な削減を決定したことからきている。会社は任意定年制度を提示しているが、これは現在のロックアウトの圧力のもとでは強制になっている。

全インドユニリバー労組協議会の一支部、ブルックボンド連合は、ヒンダスタンリバー社が社会水準の賃上げを拒否しているために団体交渉を締結できないでいる。

根元的な問題はヒンダスタンリバー社が税の特権を受けることができる新しい地域に生産移転する政策を適用しているために、現行工場で大量の雇用削減とリストラが起きていることにある。

全インドユニリバー労組協議会は、6月12日にこの二つの支部の組合員を支援するためにインド全国で統一行動デーを呼びかけた。

IUFはヒンダスタンリバー社会長に抗議のメッセージを送った。この写しをユニリバー本社の二人の共同会長にも送った。国際化学エネルギー炭鉱労連も同様のメッセージを送っている。

この組合の会社との争議を援助するために同様のメッセージをヒンダスタンリバー社とユニリバー本社に送っていただきたい。IUF書記局および全インドユニリバー労組協議会に写しを送ってください。全インドユニリバー労組協議会のメールは [email protected] および[email protected]。以下はメッセージの例です。

ヒンダスタンリバー社会長へのメッセージ例


To: Mr. M. S. Banga, Chairman
Hindustan Lever Ltd.
165/166, Backbay Reclamation
Mumbai-400 020
India
Fax: +91 22 2285 5633

写し: Niall Fitzgerald, Chairman, Unilever PLC
Fax: +44 20 7822 5951
Antony Burgmans, Chairman, Unilever N.V.
Fax +31 10 217 4798
ヒンダスタンリバー社のロックアウトと労使関係に関して
拝啓
IUFを通じてヒンダスタンリバー社のさまざまな工場でIUFの加盟組合である全インドユニリバー労組協議会のメンバー組合が関与する数々の深刻な問題に関して同協議会が懸念を表明していると聞きました。

直近の問題のひとつは現在ブルックボンド連合との交渉が暗礁に乗り上げていることです。これは貴社の飲料部門が不適当な財政提案をしている結果です。

もうひとつの問題はカルカッタのガーデンリーチ工場で2003年3月21日に始まったロックアウトです。これは今も続けられています。

現行工場から税特権を受けられる他の地域の新工場に生産を移転するという会社の政策は現行工場にリストラおよび雇用喪失を招いています。現地組合が大規模な任意定年制度を受け入れることをガーデンリーチおよび他の工場での交渉の前提条件とすることで、貴社の現地企業経営は通常の団体交渉を通じて友好的に争議を解決する道に大きな障害をもたらしています。

ロックアウトを解除し、工場の再編成、リストラおよび労働者の要求書をはじめとするすべての問題を解決するために現地組合の指導者と対話を開始するように要請します。
敬具

メッセージの写しをIUF書記局および全インドユニリバー労組協議会に送ってください。あて先は [email protected] および [email protected]です。

連帯と支援に感謝いたします。