ウルグアイのAmBev労働者、組合行動でビール工場閉鎖により良い条件を勝ち取る

Posted to the IUF website 04-Jun-2003





IUF加盟のノルテーニャ従業員労組はウルグアイ、ペイサンドゥのAmBevビール工場閉鎖の発表に対して一般市民の支援を勝ち取ったが、工場の100名の雇用を守るために閉鎖決定をくつがえすことはできなかった。強力なキャンペーン行動の結果、組合は、会社と協約を結ぶことができた。この協約は工場閉鎖の影響を受ける100名の労働者が受諾できる解決策を示すものだった。モルト工場の操業は続けられる。新規の投資でその操業能力を拡張し、約40名の雇用を守る。

組合が交渉した協約により、1万５千米ドルにのぼる上積みされた解雇手当、上積みされた早期退職金、また雇用を維持する労働者には労働時間損失に対して補償が支給される。

モルト工場が下請けに出す特定業務を行うために組合員のみで構成されるサービス協同組合が結成される。この協同組合は他の会社の仕事も入札して行う。これは組合の新しい門出であり、協同組合員の訓練が必要である。

本組合はIUFのラテンアメリカ書記局を通じて組織された国際連帯が重要な役割を果したことを認識している。特にブラジルのAmBev労働者を代表するブラジル労組CONTAC―CUTである。世界のIUF加盟組合が会社に対して抗議の、また組合に対しては支援のメッセージを送った。