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IUL



ジンバブエ政府、農村労働者と彼らの組合GAPWUZに対する暴力を強める

29-Mar-2003





3月19日に2日間のゼネストが成功の内に終了したが、その後IUF加盟のジンバブエ一般農業農園労組(GAPWUZ)の役員および組合員に対する暴力と脅かしが強まっている。アムネスティ・インターナショナルはストライキが始まってから400名の野党支持者が逮捕されたと報告している。少なくとも1名の農場労働者が政府職員に殴打されたという報道後に死亡している。拷問や暴力の報告が多く上がっている。アムネスティは、政治暴力の“警戒すべき拡大”は、“恐ろしい結果を生じるにもかかわらず、必要ないかなる手段をも用いて反対意見を抑圧しようという政府の決意”を示すものだ、と述べている。

GAPWUZとその組合員は、地方での暴力と脅かしの対象となっている。地方では、ムガベ政府のいんちきな“土地改革”により、何千名もの農業賃金労働者が土地から追い払われ、生計手段と権利が剥奪された。

3月26日にIUFが組合から受けた報告によると、GAPWUZのチンホイ地区事務所が3月19日の全ての記録と共に焼き払われたということである。それいらい次のような暴力や破壊行動が行われている。

GAPWUZはIUFにこれらの行動をできる限り広く報道するよう、そしてムガベ政権に、即座にこの暴力と脅かし行為を停止するよう国際的なプレッシャーをかけるために加盟組合を動員してほしいと要請してきた。
IUFは、ムガベ大統領に、彼の政府が直接GAPWUZ組合員と組合役員の安全と安寧に責任を持つものと見なし、政府は組合財産の損害に法律上および財政上の責任を負うものとみていると書簡を送った。緊急にこの事件をできる限り広く知らせていただき、ムガベ大統領に書簡を送ることでGAPWUZとジンバブエの農村労働者への連帯を示していただきたい。次に上げるのはメッセージの例である。IUF書記局に貴殿が送られた書簡の写しを送っていただきたい。貴殿の支援と連帯に前もって感謝します。

メッセージ例


ローバート・ムガベ・ジンバブエ大統領 
Fax: + 263 4 70 85 40/70 88 20 /70 85 57
拝啓

国際食品労連(IUF)からジンバブエ一般農業・農園労組(GAPWUZ)に対し、暴力と脅かしの行為が多く行われていると知らされました。3月19日、GAPWUZチンホイ地区事務所が全ての記録と共に焼き払われました。それ以来次のような暴力や破壊行為が起こっています。

  • GAPWUZの児童労働コーディネーター、ヴィオラ・シャムの夫が誘拐され、暴力をひどく振るわれたうえそのまま放置された。夫婦の11歳と4歳になる子供たちも襲われ、シャムは現在身を隠している。

  • クク地区事務所を暴力団があさりまわり、書類を押収した

  • ビンデュラで政府軍が組合事務所を閉鎖させ、組合役員を脅かした。組合役員は現在身を隠している

  • ムヴルウィ地区事務所が押し入られ、書類はすべて盗まれた

  • 北部地区事務所にジンバブエ・アフリカ民族同盟の支援者が押し入った。

  • これらの事件はすべて政府軍あるいは政府支持者が関与しています。したがって貴国政府がこの犯罪の責任を負います。また、貴国政府が直接GAPWUZ組合員と組合役員の安全と安寧に責任を持つものと見なし、組合財産の損害に法律上、財政上責任を負うとみています。貴国政府に対し、GAPWUZの組合員、組合役員、財産に対する攻撃を即座に停止することを要求します。この件に関する発展を我々は見守り続けます。

    敬具