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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ガテマラのコカコーラボトラーとIUF加盟組合STECSAが新しい労働協約に調印

Posted to the IUF website 27-Dec-2002





12月19日木曜日早朝、ガテマラのコカコーラ中央ボトリング工場を組織化するIUF加盟組合STECSAとコカコーラの地域ボトラーであるPANAMCOの間で労働協約が結ばれた。この協約により長期化した争議が終結した。この争議の間多くのIUF加盟組合が書記局の要請を受け同社に真摯に交渉を行うように要請するメッセージを送った。IUFラテンアメリカ地域事務所とIUF本部書記局がこの争議を交渉で解決させるための重要な役割を果した。

STECSAとEMBOCEN(ガテマラ市PANAMCOコカコーラボトラー)の間で合意されたのは2つの労働協約をカバーするものである。ひとつは2001年3月1日から2003年2月末まで、もうひとつは2003年3月1日から2005年2月末までの期間である。2001年3月1日の賃上げは3%で、2002年3月1日は4%、2003年3月1日は5%、2004年3月1日は6%である。追加ボーナスが交渉の期間22ヶ月間据え置かれた賃金補填として支給される。

多くの困難な問題は妥協によって解決を見、何十年もの闘争で組合が交渉の末勝ち得たものはそのまま残された。また同時に会社には効率性向上の機会を与えることになった。組合と会社はより効率の良い配送ルートを確立するために協力して働き、一人の運転手に二人の助手を配置する原則はそのまま残す。比較的少数の仕事が早期退職制度を通じて削減される一方、他の従業員はもっと生産性の高い仕事に配転させられる。いくつかの職位は固定契約から正規の職に変えられる。

労働組合権に関する一番重要な問題は、組合は7名の執行委員に有給の組合休暇を保持したが、一方で、諮問委員会の委員は月230時間の有給組合休暇を分けあう。労使合同委員会は引き続き定期的に会合を開き、意思決定を共同で促進するために懸案事項の解決にあたる。

STECSAを代表し、IUF加盟の食品労働者連盟FESTRASの書記長Jos David Moralesは、次のように述べた。“我々の闘争に対し貴重なかつ無条件の多くの支援をお送りいただいたことに感謝いたします。全ての人と共に調印に望みたかったのです。というのはこれが、団結と国内外の連帯をもってすれば労働者階級のゴールを達成できるということを再び示したからです。同時に我々の感謝の気持ちを、我々を支援してくださったすべての組織、個人に送りたいと思います。こういったすべての人々と直接コミュニケーションをはかることはもっとも不可能ですが。”