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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


韓国ロッテホテル労組、画期的なセクハラ勝訴

Posted to the IUF website 29-Nov-2002





11月26日ソウル裁判所がホテルは従業員のセクハラに責任を持つという判決を下しソウルロッテホテルの組合は画期的なセクハラ裁判に勝訴した。

大規模な警察暴力が投入された臨時雇用と労働組合権に関する74日間のストライキに続き、2000年8月に裁判が起こされていた。ロッテホテル労組は民間サービス労連を通じてIUFに加盟している。IUFとその加盟組合はロッテホテル労組に強力な国際支援を提供した。同労組は女性従業員が提訴したセクハラ裁判で名前が上げられた個別の管理職から報復を防ぐ機構等を含む協定に調印し、成功裡にストライキを終了していた。またこの労働協約により、セクハラの全告訴案件を調査する合同労使委員会が設立された。

ソウル地区裁判所は、7名の会社幹部、ホテルと会社の社長に対して提訴を行っていた40名の女性従業員に有利な判決を下し、ホテルに賠償金を支払うよう命じた。

この判決で、裁判所はホテルというリスクの高い環境でセクハラを防ぐことを怠った会社責任を強調した。セクハラを是正するための裁判は韓国ではまれであり、韓国ヘラルド紙は、この判決は“職場でのセクハラに目をつぶる慣習を覆す経営の責任を認識しているために、ビジネス界に大きな影響を与えることが予想される。”と書いている。


今年、 済州島パラダイスカジノの女性従業員が臨時労働者の権利に関する同様の闘いで認知を勝ち取っている。そしてロッテ労組のようなセクハラを撲滅する機構を含む労働協約を交渉した。