IUFUniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide ユニリバー社のマレーシア農園売却計画に対し、労働者の権利を守るためにIUFが介入
Posted to the IUF website 27-Nov-2002
“成長の道“と名づけられたプロジェクトを推進するに当たり、ユニリバー社は、十分利益が上がっていないとされる同社の事業売却、工場閉鎖を行っている。今年初め、同社は精油、精脂事業を行うローダス・クロクランをマレーシアのIOIコーポレションに売却した。
現在ユニリバーはマレーシア数ヶ所で椰子農園を経営する同社子会社、パモル農園を売却する計画を発表したところである。IOIコーポレーションが予想買収先の第1候補に上がっている。
これらの農園の2600名の労働者は3つの組合に組織化されている。この中にはIUFの加盟組合である全マレー農園職員労組(AMESU)もある。組合はユニリバーのパモル従業員の権利、利益、配慮を十分考慮していないとして、11月1日に合同でピケを張った。
AMESUの書記長、Sタモタラムはユニリバー企業経営者に対し、IUFの介入を求めて来た。10月31日IUFはユニリバーの2名の共同会長に対し、売買契約に従業員の権利、手当て、労働条件を含めることを目標とし組合と誠実な交渉に入るよう求める書簡を送った。IUF書記長、ロン・オズワルドは、過去に似たような状況で(例、特殊化学部門の売却)ユニリバーは、買収する会社は現行協定を最短でも4年間に渡り全て尊重するという特定保証の交渉を行い、組合の要求を満たしてきたと指摘した。
11月7日、IUFは、パモル農園会長から以下の返事を受け取った。
売却課程の当初から、関係者に対し、ユニリバーは売却後の従業員の福利に高い優先を与えていることを明確にしてきました。従業員の現行条件の保護に関してパモルを買収する企業と特定の契約協定を交渉していくつもりです。
IUFはこの誓約が全面的に実施されるよう加盟組合とともに活動を続けていく。