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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


2009年世界食料デー、ディーセントワークが食料保障解決の手がかり

Posted to the IUF website 24-Oct-2009





2009年の世界食料デーを記念して、IUFは、食糧保障に関連する全ての国連機関と国際機関に対し、食糧保障とあらゆる人々の食の権利を確実にするために、農業におけるディーセントワークを戦略の中心に据えるよう呼びかけた。

ロン・オズワルド書記長は以下のコメントを行った。「農業俸給労働者の貢献があまりにも見落とされている。食糧農業機関FAOのような国連機関は、小規模農家の役割とニーズについては考慮しているが、これだけでは十分ではない。農業労働者の約半分が雇用労働者だ。臨時労働や季節労働また不安定な労働かもしれないが、使用者が存在する。世界を養う貢献をしているにもかかわらず、これらの労働者は食糧保障が最も不安定で劣悪な労働条件にある。労働組合に加入し、代表される基本的人権の実施を保証することを通じて、世界食料危機終結の解決策の中心に彼らの食糧保障確保を据えなければならない。そうすることで、これらの労働者は、世界の食料ニーズを満たす貢献ができ、また自分たちも家族も養っていくことができる」

農業労働者産業部会コーディネーターは、農業と食糧保障に関するスイス政府のシンポジウムで話をし、多くの農園労働者が得ている1日当り1米ドルの賃金では、家族の食糧を確保することは不可能だと指摘した。

IUFアジア太平洋地域の食品飲料部門会議(10月15日、バンコク)で、加盟組合は世界的な飢餓拡大を逆行させるために労働組合権を計画の中央に据えるように強く呼びかけた。セミナーで採択された決議は、「労働者が食の権利にアクセスできなければ、世界の飢餓問題を根本的に変えられる可能性はほとんどない。従って、労働者の権利と利害の擁護のための独立労組の組織化を抑圧する政府や企業は、世界の飢餓を固持することに貢献している。長期の食糧保障の達成の成功は、究極的には、食の権利と食品労組を通じてのみ可能である」

同様のメッセージが世界食料デーの記念行事を行う加盟組合によって述べられた。FNV  Bondgenotenのマーティン・シッカーは、「低賃金と不安定雇用は、世界を養う労働者が自分たちと家族を養う資力を最も持たないということを意味する」と指摘した。