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ネスカフェ・インドネシア、ネスプレッシャー強化‐今行動を!

24-Oct-2009



グッドフード、グッドライフ、グッドバイ職場の権利

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ネスレ社ビジネス原則『従業員が代表組織を結成し、組合に参加、又は参加しない権利を尊重し、この権利が自由に行使されることを確実にし、これらの組合との建設的な対話を確立する』

『従業員がこの問題に関してガイダンスが必要な際は、経営者はそこにいて援助する』

インドネシア、パンジャンのネスカフェ工場の事業は好調である。生産高の4分の3が、先進国に輸出されている。会社は新しく人を雇い入れている。

新規採用者にはふたつの文書が渡される。一つは雇用契約書、そしてもうひとつはFKBNIと呼ばれる組織の加入申請書である。会社のビジネス原則に従い、彼らが自由に決定できるようにするために、加入することもできるし、また加入しなくてもよいと通告される。これはしかるべきだ。というのはネスレビジネス原則にこう書かれているからだ。『ネスレの目的は、ビジネス活動全体に良い人権の慣例を提供することであり、持続可能な発展のために重要な要因である社会条件の向上を奨励することに関心がある』

これらのゴールを追及して、ネスレは積極的差別のプログラムすら採択している。

インドネシアでは労組結成が、いつも簡単にできるわけではない。何十年もの独裁主義と悪名高い汚職にまみれた司法制度(世銀でさえもインドネシアで公正な裁判をは不可能と発言している)は、職場に長い影を投げかけている。労働者が雇用を失うかもしれないと恐れて当然だ。

そして、2007年12月、ネスレは、FKBNIの設立を助けるために12名のパンジャン労働者を地元から何百キロも離れたジャカルタの豪華ホテルに連れてきた。

このタイミングは偶然ではなかった。2007年の秋からパンジャン労働者を代表するIUF加盟のネスレインドネシアパンジャン労組(SBNIP)は、労働協約に最も必要な変更の交渉を求めていた。2007年は、食料品や他の必需品価格が高騰する天井知らずのインフレの年だった。SBNIPは、団体交渉の中で賃金交渉を行うことを求めていた。そして雇用契約に賃金体系を含めようとしていた。彼らはこれは基本的な権利だと確信していた。

ネスレの経営者は、賃金は業務上の秘密である主張した。SBNIPの組合員はFKBNIに加入するようプレッシャーをかけられた。メンバーシップの書類で署名偽造が行われた。SBNIPの組合員は自宅訪問を受け、会社のビジネス原則とネスレが国連のグローバルコンタクトを遵守しているとの説明を受けた。他の者はビデオの監視下にある職場に移動させられた。FKBNIのメンバーが子供の教育手当てを申請すると承認されたが、SBNIPの組合員の申請は、運営上の理由で却下された。

昨年、IUFは、SBNIPを代表してOECDのスイスナショナルコンタクトポイントに申立を行った。OECDの多国籍企業ガイドラインは、多国籍企業が、国際的に認められた労働組合権を含む人権基準の遵守を要件としている。この申立は、ガイドラインの根本的な侵害を指摘し、ナショナルコンタクトポイントにネスレ・インドネシアにおける真正な団体交渉の援助を要請するものだった。

スイス政府がこの申立に対応している間、ネスレ本社の経営者は、現地の労働協約の強制実施を行わせるために労働裁判所を利用した。案の定、労働裁判所は最後通告を出した。組合は、ネスレの提案する労働協約に従わなければならない。さもなければ従前の協約に逆戻りする。署名は15日以内に行わなければならないというものだった。経営者が押し付けた協約は現行協約を単に延長するもので、賃金交渉や、賃金体系の開示も含んでいなかった。これは秘密のままにされた。

ネスレは、2010年には賃金交渉を行うかもしれないと譲歩?したが、まず最初にSBNIPが2008−2009年会社提案に署名しなければならないと主張し、FKBNI(SBNIPを破壊するために結成され、育てられた組織)がこの過程に加わるべきと主張した。同時に経営者は、日常的なプレッシャーを、ネスプレッシャーをSBNIPにかけている。

裁判所の命令があっても、ネスレが新しい労働協約のためにSBNIPと真正な交渉につくことを止めるものはない。世界最大の食品会社でネスレパンジャン労組と世界中の労組を弱体化させるために労働者にプレッシャーを維持するネスレのコミットメントがこれを止めているのだ。

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ネスレ、ネスプレッシャー、この闘いの詳細は、以下のサイトで www.nespressure.org.