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ノルウェー労組、国民年金基金の投資対象ネスレの再検討を政府に要請

Posted to the IUF website 25-Sep-2009





食品部門に組合員を擁するノルウェーのIUF加盟組合FellesforbundetとNNNは、ナショナルセンターLOと共に、財務大臣にネスレが国民年金基金の投資対象として基金の倫理投資ガイドラインに沿っているかどうか評価するよう公けに要請をおこなった。

本書間は、IUF書記長ロン・オズワルドも共同署名をしているが、団体交渉から賃金交渉を排除する(最近ではインドネシアとインド)ネスレの主張を含め、ネスレの体系的な人権侵害のパターンに注目を引いている。この書簡を発表したFellesforbundetのプレスリリースは、これを「団結権と団体交渉権に関するILO条約の明白な侵害で、また国民年金基金の倫理ガイドラインの明確な侵害である」と表現している。「また本書間は、大臣の注意を倫理ガイドラインの要件にネスレが従わない他の例に引いた」

ノルウェー国民年金基金は、約4000億ドルの資産で、ヨーロッパ最大の株式の持ち主で、世界第3位の国家ファンドである。本ファンドのネスレへの28億5千万ドルの投資は2番目に大きな投資である。

4つの労組は、財務大臣に「ネスレに基本的なILO条約と年金基金の倫理ガイドラインを尊重するようにプレッシャーをかける措置を取るよう」要請している。「建設的な対話を行うことが不可能であれば、財務大臣はネスレ投資の引き上げを考慮すべきである」