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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


インドネシアのネスレ労働者、権利の侵害に焦点をあて、工場の門でメーデーを祝う

Posted to the IUF website 12-May-2009





ネスレ・インドネシア・パンジャン労組(SBNIP)は、2007年後期から、世界最大の食品会社と新労働協約を交渉するために闘争している。ネスレ経営陣は、交渉するどころか、組合指導者を脅かそうとし、組合の合法性に異議を申し立て、にせの労働者組織を作り上げ、情報と協議のフォーラムを設置しようとし、インドネシアの法律は会社が賃金交渉を行うことを義務付けておらず、賃金体系は極秘であると主張し、組合と誠実に交渉せずに、団体交渉の論争を労働裁判所に持ち込もうとした。

IUFは、 ネスレに対して多国籍企業に関するOECDガイドライン侵害の申立を ガイドライン実施責任を有するスイスのナショナルコンタクトポイント(経済省)に行った。この申立は、ガイドラインの下で適当であると判断された。 (建設的な交渉を行うことの拒否と団体交渉に必要な情報提供の拒否) IUFは、ナショナルコンタクトポイント(NCP)がこの案件を調査しているためNCPと緊密な調整を行っている。

SBNIPは、メーデーにランパンの町で多くの職場外の集会を行う一方、パンジャンのネスカフェ工場の前で始めての集会を行い、経営陣を、あわてさせた。


労働者が工場の門の前に集まり始めると、あわてた経営陣は、会社のイメージを守るためにネスレのマークを青い防水シートで覆った。横断幕には、我々はネスカフェをあなたのために製造しているが、彼らは我々に権利を与えないとある。.



ネスレ、今我々と誠実に交渉せよ!.



ネスカフェ労働者の妻たちが、支援のために出て来た。彼女らが着ているTシャツに書かれているのは、 交渉権と雇用保護の全国運動




パンジャンのネスカフェ工場の門の前のメーデー集会とランパンの町中のデモ行進に加えて、SBNIPの組合員とIUFのスタッフは4月30日にランパン大学における結社の自由と賃金交渉権に関するセミナーに参加した。パネリストは、ランパン市労働局長とSBNIPの会長が務めた。労働者と学生は同様に、労働局の能力のなさと、ネスレの争議を知らないことを非難した。

SBNIPは、インドネシアで一般向けの行動を企画し続け、IUFは、この争議と行動が国際的にできる限り周知されることを確実にしていく。