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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ネスレ、インドのマギー工場で4名の組合指導者を停職処分

Posted to the IUF website 11-May-2009





北東インド、パントナガールのネスレ工場の経営者は、労働組合権と不当解雇に関する4日間のストライキを終了させた三者協定を締結した翌日、4名の組合指導者を停職処分にした。パントナガールのネスレ労働者は、抗議行動を再開した。インドの4つの他のネスレ工場では、4月16日に開始した抗議行動を継続中である。

ネスレ・パントナガールで組合権を要求して、労働者、ストライキを起こす

ネスレ・インドの最新最大工場(マギーブランドの調理製品を製造する)の労働者は、不当解雇された労働者の職場復帰と、非合法に雇用保障を否定された400名以上の訓練生に常用雇用を、また経営者の組合登録干渉の中止を求めて、4月27日に大規模な抗議行動と座り込みストライキを始めた。

経営者は、組合組織化の妨害行為の一環で、4名の労働者を任意辞職させようとした。3名の労働者が拒否し、そして解雇された。

600名の契約労働者に支援され、150名の常用労働者が4日間のストライキ行動を行った後、ネスレ・パントナガール工場の経営者は、最終的に、副労働長官の仲裁を通じて交渉の席につかされた。3名の解雇された労働者の案件で公平な調査を行うこと、労使共に調査結果を尊重すること、しかし控訴する権利は有することが規定された三者協定を締結した。

本協定は、一旦仕事が再開されればストライキを行った労働者に対して、いかなる行動も起こさない、労働組合権が尊重されると規定するものだ。

協定締結で、抗議行動は中止され、工場は、5月1日の夜間勤務から再開された。しかし翌朝、組合委員長を含む4名の組合指導者が経営者から即時停職処分に付された。他に停職処分書簡20通が用意されたが、出されなかった。

これに対応して、労働者は、抗議行動を再開したが、警察から工場における抗議行動を阻止された。その代わりに、副労働長官の事務所で座り込み抗議行動を行っている。


副労働長官事務所の外で抗議を行う労働者

ネスレ、組織権を攻撃する

3月に、55名の労働者が、ネスレマズドールサング(ネスレ労組)を結成し、現地政府に登録申請を行った。

ネスレ・インド経営者は、これに介入し、25名の労働者を脅かし、強要されて、組合に加入したという偽りの声明に無理やり署名させた。これが副労働長官に提出され、彼は、組合の登録を遅らせた。

この経営者による強制は、55名の労働者が署名した宣誓供述書に記録され、3月25日、副労働長官に提出された。「経営者は、我々が書類を登記事務所に提出したと知った時、署名した者に、組合を結成すれば、インドの他の場所に転勤させると脅かし、いくらかの労働者から署名を取り、我々の労組が登録されないように貴殿に渡したと言った」

200名以上の労働者が組合に加入した。一方、経営者は、組合登録に引き続き異議を申し立てている。

同時に モガ、サマルカ、ポンダ、ビチョリムのネスレ工場で、賃金交渉を行う権利を要求して抗議行動が次々と行われている。