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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ネスレブラジル労組、新規定年退職者医療保険の攻撃に闘い返す

Posted to the IUF website 25-Apr-2009





ネスレ・ブラジルが世界的な経費削減のために新規定年退職者の医療保険を削減しようとしたが、IUF加盟労組、サンパウロ食品労連(FETIASP)が迅速に行動を取り、闘い返した。

現在、ネスレブラジルの全退職者に医療と医薬品代を含む医療保険が適用されている。3月末に、ネスレ経営者は、組合と協議せずに、会社勤続25年以上の労働者に、即座に退職しなければ、定年退職時に医療保険給付を没収すると圧力をかけ始めた。組合委員長、メルグイアデス・デ・アラウホは、この会社の動きを強奪と呼んだ。「労組は、全ネスレ労働者に退職を強制する書類には署名をしないよう呼びかけた。(しかし多くの人がすでに署名していた)我々は、ネスレに説明を求め、緊急会議を要求した。ネスレの説明は、世界的な金融危機に対して経費削減あるいは経費制限を始めなければならないということだった」

アラウホによると「現在定年退職したネスレ労働者は、約1500名で、ブラジル中の工場で今も働く勤続25年以上の労働者は約150名だ。この150名の労働者の医療費を削除しても大した経費削減にならないが、この労働者にとっては容赦ない打撃になる」

医療保険削減は、中止された。そして労働者の署名した書類は、無効が宣言された。「万が一のために、退職希望者は、まず組合に来るよう全組合員にアドバイスしたが、今日までそういった事例はない」とアラウホは言った。