IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF、ロシアの組合・社会運動家殺害を非難し、政府の行動を要請

Posted to the IUF website 29-Jan-2009





IUFは、1月26日付けのロシア政府代表宛の書簡で、労働組合と社会運動家に対する暴力が増加する中、当局の迅速な行動を要請した。1月19日、人権派弁護士スタニスラフ・マルケロフ氏が、モスクワの雑踏で白昼、至近距離から打たれた。同氏は、チェチェン人の少女殺害で有罪判決を受けたロシア軍人の早期釈放を非難する記者会見を開いた直後だった。釈放された大佐は、ロシアの極右の英雄になっていた。マルケロフ氏といっしょにいた新聞記者で社会主義活動家のアナスタシヤ・バブロワ氏(25歳)も撃たれて死亡した。マルケロフ氏は、ロシアで著名な労働運動の擁護者かつ友人だった。

これはロシアで初めての新聞記者や人権擁護派の殺害ではないが、IUFは、その書簡で次のように警告した。「これは、組合と社会運動家に対する攻撃の増加の兆候かもしれず、また同時に、彼らに対する未解決犯罪のリストが増えることでもある」

2ヶ月前の11月13日に、コレクティブ・アクションの会長キャリン・クレメント、地域間自動車労組(ITUA)共同会長のアレクセイ・エトマノフ、ヒムキンスカヤ・プラウダの編集長ミハイル・ブケトフの殺害未遂事件があった。3名とも過去に攻撃や殺害の企てがあったが、命は助かっていた。そして他の仲間と共に、脅迫を受けたことは一度では収まらない。6月24日と7月24日には、ITUAの活動家アレクセイ・グラムとセルゲイ・ブリズガロフがタガンロクで攻撃され、殴打された。これらの犯罪はどれも捜査が適当に行われておらず、当局が犯罪事件として取り扱うことすら拒否している事例もある。

IUFは、ロシア当局に組合と社会活動家に対するこれらの犯罪に迅速に包括的捜査を行い、この犯罪を企て、犯した者を法に照らして処断するように要請した。