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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


香港のネスレ労働者、公約不履行に対し争議行為の準備を

Posted to the IUF website 22-Jan-2009





香港ネスレのアイスクリーム・冷蔵製品工場の生産を停止させた3日間のストライキから6ヶ月たったが、IUF加盟の香港ネスレ労組は、会社の約束履行を待っている。その約束とは、組合の即時承認、臨時労働者の解雇中止、常用労働者数増加である。

2008年7月のストライキの後で、ネスレ経営者は、虐待的な労働慣行を是正する一連の公約を行ったが、経営者は、まだ頑固に組合承認を拒否し、正式な交渉の要請を拒否している。香港ネスレ労組は法律にのっとり登録され、アイスクリームと乳業部門の運転手、積載、販売、配送労働者の98%を代表しているという事実にもかかわらずである。組合が組合員の完全なリスト提出などの会社からのいくつかの要求を満たした後も、会社は、組合承認という労働者の基本的な権利を否定している。

7月28日のストライキは、1日17時間労働をはじめとする法外な搾取的な労働条件をうまく曝露することで広く一般の支持を勝ち得た。10年以上、ネスレ経営者は、3分の1の労働者を臨時契約で回したままにして社内に不安を培ってきた。12ヶ月間の雇用後に労働者を常用にするという法律上の要件を故意に無視してきた。ネスレは、契約と契約の間の更新時に14日間の休みを強制した。この不安定な雇用体制は、雇用保証を排除し、労働者の権利や保護、そして常用労働者が法定上享受する手当てを否定するために企画されたものだ。



香港ネスレの昨夏のストライキは、一日17時間労働、常に不安を生じさせる臨時労働契約の故意の濫用の話で世間にショックを与えた。

2008年7月に同意された通り、このような虐待的な雇用慣行を止める代わりに、ネスレ経営者は、臨時労働者を契約終了前に解雇して対立をエスカレートさせた。組合員であり、契約終了前の3名の契約労働者は、2008年12月31日に即日解雇された。そして1月14日に他の2名の契約労働者が解雇された。

臨時労働者に対するこれらの新たな攻撃に腹を立て、正式な交渉を始める手段がないことに苛立って、組合は、1月19日に組合の即時承認、臨時労働者の解雇中止、常用労働者数増加の要求を繰り返した。もし、経営者が、これらの要求に今週末までに応えなければ、組合の200名の組合員は、労働争議の投票を行う。IUFと世界のメンバーは、これを全面的に支援する。