IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


インドネシア、ペルー、ブラジルで、ネスレ労働者、世界中でディーセントワークと組合権の尊重を要求

Posted to the IUF website 14-Nov-2008



photo



世界のネスレの事業所で、組合による行動が増加している。労働者が購買力減少の補填、非正規雇用拡大の中止、世界最大の食品会社と団体交渉を行う組合基本権を含む労働組合権尊重を求めているからだ。

11月8日に、IUF加盟のネスレ・インドネシア労組パンジャン(SBNI−P)は、今回はスマトラ、ランパンの中心地で、組合の闘争に一般の人々の意識を高めるために大規模なデモを行った。本労組は、2007年末から新しい労働協約の交渉の努力をしているが、これに対し、経営者は、嫌がらせ、脅かし、強制転勤、組合役員の脅迫で応えている。ロシアのペルミでしようとしたように、ネスレは商業上の秘密という理由で、組合には賃金算定方式を開示できないと主張している。ペルミでは、国際労組の圧力で経営者は最終的に譲歩させられた。


PT キリン・ミウォンフーズ労組からの連帯横断幕、組合員の署名がある

IUFは、ネスレインドネシアの過去1年間の一貫して攻撃的な反組合行動に関して、その慣行がOECDの多国籍企業に関するガイドラインを侵害しているために、ネスレの本国であるスイスのOECDナショナルコンタクトポイントに申立を行った。

ペルーでも、ネスレ経営者は、IUF加盟組合のSUNTRANEPと対立している。SUNTRANEPは、今年2月からリマ工場とチクラヨ配送センターの組合員に適用される労働協約を再び交渉しようとしているが、会社は、組合のインフレを補う賃上げ要求を拒否し、交渉せずに新たな賃金カテゴリーを導入しようとしている。そしてこれは、スイスのネスレ本社から言われたと示唆している。9月に、経営者は、労働者の自宅に会社提案を認めるよう求める書簡を送り、団体交渉の過程を切り詰めようとした。その後の何回にも亘る交渉、調停会議、労働省監督の下での会議が行われたが、行き詰まり、組合はストライキをおこした。



ブラジルで、IUF加盟労組は、サンパウロ州で9つの事業所に適用される州規模のネスレ労働協約の要求を支援して組合員を動員している。食糧および他の必需品の値上げに打撃を受け、組合は、すべての事業所での週40時間労働、契約労働、派遣労働の中止、全労働者に同一賃金、同一処遇、インフレ損失を完全に補う10%の実質賃上げを求めている。