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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF、ネスレとユニリバーの雇用破壊に挑戦

Posted to the IUF website 10-Oct-2008





IUFは、世界中の組合が不安定雇用の恐ろしい広がりを強調している中で、10月7日のディーセントワーク世界行動デーに、ふたつの大手食品多国籍企業、ネスレ(世界第一位の食品会社)とユニリバー(同3位)の体系的かつ計画的な常用雇用破壊に標的を当てる。

臨時雇用、不安定雇用、外部委託雇用は、絶えず続く中核ビジネスの再定義やフレキシビリティ(労働の柔軟性)の追求から生じる偶発的副産物ではない。常用雇用の破壊は、企業の人材戦略の主要な柱となって、株主価値の名のもとで記録的な配当金支払いや自社株買戻しの資金調達を実施している。会社は、そのブランドとともに不安定を製造している。不安定雇用は、その製品を製造し、労働条件を交渉できる会社と直接の雇用関係を持つ労働者数を減少させ、究極的には消滅させる企業政策である。不安定雇用は組合つぶしだ。

ネスレとユニリバーは、雇用創出と会社の社会的責任の徳をほめちぎる一方で、容赦なく体系的に常用雇用を排除してきた。彼らの良く知られる何十億ドルもの価値があるブランドの陰で、ネスレやユニリバーの労働者だった人々は、常用雇用契約の使用を着実に排除する外部委託、臨時雇用、派遣、共同包装出荷業者などの虐待的制度にどんどん替えられている。

このふたつの食品大手企業がディーセントワーク破壊で果たす主な役割に焦点をあてるためにIUFは、新しく2つのウェブサイトを立ち上げた。

ネスレ・ウオッチNestlewatchユニリバー・ウオッチUnileverwatch は、多言語翻訳のツールバー持つインタラクティブな(双方向の)ウェブサイトだ。IUFは、これらの企業の体系的な不安定雇用の培養に挑戦し、会社に雇用破壊のプロセスを直面させ、闘い返すためにこれを立ち上げた。