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欧州社会党、プライベートエクイティとヘッジファンドの包括規制を要請

Posted to the IUF website 22-Sep-2008





欧州議会は、欧州委委員会に年度末前に包括的金融市場改正の立法案導入を求める報告書に関して9月23日火曜日に採択投票を行うことになっている。この報告書の先頭に立つのは、デンマークの前首相で、欧州社会党(欧州規模の社会民主主義と労働党のグループ)の党首であるポール・ニューロップ・ラスムセン氏で、報告書は欧州連合全体でプライベートエクイティ、ヘッジファンド、金融市場のより厳しい規制のための明確なガイドラインを詳しく述べている。本法案は、労働運動の主な懸念を多く扱う。すなわち、借入金をてこにした企業買収の負債水準の制限、プライベートエクイティ所有者によるポートフォリオ会社の資産剥奪を阻止する手段、プライベートエクイティのより高い透明性と規制に代わるものとして推進されてきた任意の行動規範よりスコープの広い開示規則、金融商品や金融機関(プライベートエクイティとヘッジファンドを含む)のより高い資本適性、買収ブームと金融危機をたきつけたレバレッジドローンの簡便な証券化の制限(発行および流通)、プライベートエクイティ所有会社の従業員が欧州の他の民間部門の従業員と同じ情報権を行使できる事を確実にする、である。

本報告書は、当初5月に出されたが、欧州議会の大多数を占める欧州社会党と保守党と自由党の間での激しい交渉の結果である。IUFは、最初からこのイニシアチブに深く関ってきた。かなり修正され妥協されたが、報告書に記載された特定のガイドラインと共の立法活動は、労働者にとり大きな前進となる。欧州委員会は、立法化の要求にこたえる義務があり、過去に議会で要請があった時に常に法案が出されてきた。報告書が採択されると、包括的な規制行動と金融市場改正の必要性に関し、党を超えた議会のコンセンサスが存在するというシグナルとなるために、特に世界で厳しい金融危機が起こっている時には、このイニシアチブの重要性は、欧州連合を超えて広がる。

世界的金融破綻を目の前に、この行動の必要性を強調し、イニシアチブを支援するためにオンラインキャンペーン組織Avvazが電子嘆願を立ち上げた。集まった署名は、ラスムセン氏が、火曜日に報告書と関連して欧州議員と欧州委員会に提出する。オンライン 嘆願書署名は、ここをクリック