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アメリカの役員報酬、新記録達成

Posted to the IUF website 07-Sep-2008





米国CEO報酬に関する最近の調査で、役員報酬とアメリカの平均労働者の賃金格差がかつてないほど広がったことが実証された。スタンダード&プアーズ500に入る500社のCEO報酬は平均1050万ドルで、平均労働者の賃金の344倍に当る。30年前に、この差は30倍から40倍だった。それ以来、アメリカの賃金は、沈滞あるいは減少しているが、役員報酬は、急騰を続けた。

プライベートエクイティやヘッジファンドマネージャーの報酬は不平等な競争における特別の褒美を主張する。スタンダード&プアーズ500の他の仲間と比べて、トップ50のヘッジファンドとプライベートエクイティのマネージャーの平均年間報酬は、5億8800万ドルで、平均労働者の1万9千倍以上になる。

これらの数字は、政策研究機関と公正な会社連合が、出版したCEOの年間報酬調査であるエグゼクティブ・エクセス2008から取ったものだ。役員報酬の高騰に加えて、この報告書は、会社が連邦税制の抜け穴を体系的に活用することを通して、一般の米国人が、この略奪行為を支給しているメカニズムを説明している。報告書は、 ここをクリック。こうして、多量の冨の蓄積の陰に、一般歳入の莫大な不足が必ず存在する。

プライベートエクイティのトップたちは、特にキャリード・インタレスト(ファンドマネージャーに生じる報酬や他の手数料を除いた利益の分け前)の収入が、所得(通常税率が高い)としてではなく、キャピタルゲインとして課税されることで、良く知られている買収産業に対する税補助を食い物にする。報告書は、ヘンリークラビスの買収ファンドKKRが、2006年に4億5千万ドルも稼いだが、キャリード・インタレストの優遇措置を利用して、税金を9600万ドルも節約した例を引いている。この不合理な法令上の補助金の廃止あるいは削減の法令案に直面して、米国のプライベート・エクイティファンドは、ワシントンポストが、『どのロビイストに対しても最高額の6か月分の支払い』と表現したようにロビー活動に、何百万ドルもつぎ込んでいる。