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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ネスレ香港のストライキ、勝利!

Posted to the IUF website 15-Aug-2008



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ネスレ香港のアイスクリーム・チルド製品工場で200名の労働者が参加した3日間のストライキは、7月29日に勝利に終わった。経営者は、最終的に賃金と労働条件に関して労働者の要求に合意した。ストライキを行った労働者は、運転手、配送者、販売員、製造労働者だが、IUF加盟のケータリングホテル産業従業員一般労組に加わり、労働時間の12時間制限、臨時雇用労働者に常用雇用、7%の賃上げ、手数料6%値上げ(割当を超えた報酬)を要求して7月27日に争議行為を始めた。

過去12年間に、手数料は、仕事量と労働時間の相当な増加にもかかわらず、12%カットされた。労働時間は、1日17時間まで延長された。これに加え、経営者は常に手数料の計算方式を変更し、新しい計算方式を開示せず、労働者は、月末にいくら手数料がもらえるかがわからないようにされた。

このストライキで、ピーク時期に製造が止まり、世界最大の食品製造会社における劣悪な労働条件が曝露され、香港市民にショックを与えた。これは、17時間労働、過去12年間の賃上げがほんの1%、10年以上も工場で働いているにもかかわらず、臨時雇用労働者を常用労働者にすることを拒否してきたこと、である。

10年以上にも亘り、ネスレ香港の労働者の3分の1は、不安定な雇用慣行の下に雇用され、すなわち、12ヶ月以上雇用されると労働者は常用身分になるという法律要件が故意に回避されてきた。臨時労働者は、12ヶ月の契約で回転させられ、常用身分の獲得を回避するためにネスレ香港経営者は、契約と契約の間に14日間の休みを強制してきた。この結果、労働者は、雇用保障を奪われ、常用労働者が法律の下で享受する権利、保護、給付を故意に拒否されてきた。

香港労働組合連合(HKTU)の加盟労組であるケータリング、ホテル産業従業員一般労組の要請で、IUFは、この濫用的な雇用慣行をネスレ本社の経営者に喚起し、労組と誠実な交渉をおこなうように要請した。

7月29日の第2回目の交渉で、組合は、賃金と労働条件に関して大きな前進をはかる事に成功し、200名全員がストライキ行動の終了に賛成投票を行ってストライキは決着した。

貴国の言葉で本労組にお祝いのメッセージを送ってほしい。ケータリングホテル産業従業員一般労組はここをクリック