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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ユナイト、TESCOとその精肉卸業者に、『ゴールデントイレ』賞授与

Posted to the IUF website 04-Jul-2008





英国精肉産業の水準向上のための広範囲のキャンペーンの一環として、英国のユナイトは、6月27日に多国籍スーパーマーケットチェーンTESCOとその精肉卸業者にゴールデントイレ賞を授与した。これは労働者がトイレ休憩をタイムレコーダーで記録しなければならないためだ。スコットランドのふたつの工場でTESCOやその他のスーパーの加工肉を製造するブラウンブラザースは、労働者にトイレに行く時間の記録を要求するだけではない。この免除を求める労働者は、医師の診断書を提出しなければならない。すなわち妊娠中や生理中の女性は給与を減らされずにトイレに行くには特別の医師の許可を求めなければならないということだ。

職員が着用する保護服は、脱ぐのに最長10分かかる。この結果、1人の労働者は、週給から1時間分の賃金を減らされた報告している。ブラウン・ブラザースは、予定にないトイレ休憩は、中断を生じると議論して、この体制を変えることを拒否した。組合は、TESCOに対し、ユナイトの共同書記長トニー・ウッドリーが悲惨な雇用慣行と呼ぶ、この慣行を終了させるように要求した。

6月27日、ゴールデントイレ賞の受賞式が、ブラウンブラザースの工場のひとつとの近くとTESCO店舗の近くで行われた。「TESCOは、そこに行って、何が起きているかを見て、サプライチェーンの労働者の世間並み処遇を確実にするために、組合と共に迅速に行動する必要がある」とウッドリーは述べた。

適正なトイレ休憩を労働者に与えないこと、またそのために賃金をカットすることは、基本的な人権と尊厳の侵害というだけでなく、職場の安全衛生を害する。従って、組合の組織問題である。この問題に関する総合情報(トイレに行けないために生じる医学上のリスク、様々な労働安全衛生法、組合組織化の成功例など)は、英国ハザーズのホームページに掲載。ここをクリック