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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


児童労働に関する行動:IUFとEI、農村の子供たちの教育を求める勢力に参加

Posted to the IUF website 29 -Jun-2008





農村の何百万もの子供たちにとって質の高い教育は、夢でしかない。EEA(皆に教育をの意味)という団体のグローバルモニタリング報告書によると、学校に通わない、あるいは学校をやめる子供たちのほとんどが、農村に住む最も貧しい所帯の子供たちだ。多くのアフリカ諸国の10歳から19歳の子供たちに関するデーターは、貧困所帯あるいは農村地帯の子供たちは、都市部あるいは裕福所帯の子供たちより、学校をやめる確立が10倍も高い事を示している。

これは、2006年ミレニアム開発目標報告書の結果を支持するものだ。初等教育の機会は、改善されている、進展には格差があり、貧困層、特に農村地帯の貧困層は、取り残されている。本報告書は、農村地帯の貧困層の率が高いため、教育の機会が制限される述べている。これは、児童労働の需要があること、両親の教育の低さ、良い質の学校が不足していることが原因だ。

教育の機会の不足は、農村で広がる児童労働、農業は児童労働の最大の使用者で、世界の児童労働の70%を占めるということを背景に見られるべきである。農業は、死亡、負傷、職業病に関して最も危険な産業で、多くの子供たちが健康と身の安全を危険にさらす有害な児童労働を行っている。これには大人になるまで続くかもしれない職業関連の体調不良も含まれる。子供たちに有害な仕事をやめさせ、学校に行かせるのは、単純でも簡単なことでもない。子供たちは、教育面で、落ちこぼれていることが多く、特別教育が必要である。教育制度に全面的に統合する前にリハビリ期間が必要である。このため、教師と学校にもっと負担がかかる。もちろん資金、人材が入手できなければならない。

主に貧しい生活条件、労働条件のために、農村の学校で働く事は、都市部で教えるよりもっと困難である。そのために、やる気が失われるかもしれない。従って、農村の学校は、資格のある、経験豊かな教師が少なく、教師の転職率も高い。(176カ国の24カ国で、教師1人当りの生徒数が40名以上で、このうちの20カ国は、サハラ砂漠以南の国である(2008年)教師1人当りの生徒数が40名を超えるのは、通常その国に教師が少なく、教師が無理をし、指導と学習の質が下がることを意味する。2007年の報告書は、農村地帯に教師をひきつけるための誘因を考慮すべきであると述べている。

女子の問題も扱わなければならない。女子の兄弟は優先的に学校に行くが、女の子は、畑を手伝うか、召使になることを期待される。2005年のUNESCO/UNICEFの調査では、アフリカで都市部の男子の50%が7年生まで終了するが、農村の女子では、7%である。また、女子が学校に留まるための重要な模範となる女教師が少なすぎるということも農村の教育では、特に問題である。

2008年の児童労働反対アクションデーを記念して、EIとIUFは、以下に焦点をあてる活動計画に合意した。


• 教師を含む農村地域社会で児童労働に関する意識を向上させる
• 教職員労組と農業労組の間のローカルなレベルのリンクを構築する
• 農村教育を向上させるためにキャンペーンを行い、政府にロビー活動を行う

既にいくつかの活動が行われている。キルギスタンでは、農業労組と教職員労組が農業における児童労働撲滅に関して共に活動している。教師は、収穫期間学校の出席をモニターし、両親と面接し、労働が児童の健康と通学に対し与える悪影響について話をする。

EIとIUFは、今年のILO労働総会の結論を歓迎する。これは、貧困削減のための農村雇用で、公共政策は、質の高い自由な義務基礎教育の機会を提供すべきというものだ。さらに本報告書は、質の高い教育は、児童労働撲滅の重要なツールであると認識している。