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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


フォスター、ヤタラキャンペーン終了、組合労働協約ではなく、組合権条項の入った協約

Posted to the IUF website 01-Jun-2008





グローバル飲料企業フォスターの所有するオーストラリア、クイーンズランド州のヤタラビール工場の労働者を組織化する組合は、組合条項が入れられた協約を確保した。会社は組合協約交渉を拒否し続けていた。昨年7月より、フォスターは、ヤタラの大多数の労働者を合同で代表する酒類接客一般労組(LHMU)、オーストラリア製造労組(AMWU)(この2組合がIUF加盟)、電気工労組(ETU)を承認し、交渉を行うことを頑固に拒否してきた。ハワード政府の強硬な反組合法令を活用して、フォスターは、協約交渉から組合を排除する非組合協約を課し、苦情申立手続きで組合が労働者を代表する権利を否定し、職種によってはフォスターの他のオーストラリア工場も含む組織化されたオーストラリアのビール工場の賃金と35%も異なる賃金を維持しようとした。

組合は、一連のストライキ、デモ、地域社会動員、会社提案の非組合協約を3度にわたって拒否するなどして、これに対し活発に闘争を行ってきた。世界のIUF加盟組合と組合権支持者は、フォスター経営者に対する抗議文を通じてIUFの連帯と支援の要請に応えた。

9ヵ月立ち、ヤタラ労働者は、僅かに過半数を超えた賛成投票で非組合協約を承認した。しかし、この協約には、労働組合の職場へのアクセスを保証する組合権の条項が含まれている。この協約は、18ヵ月後に再交渉される。組合は、既に組合権と組合承認を基礎とした新しい労働協約を確保する事を優先事項として宣言した。