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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


コカコーラフィリピン下請け労働者、正規化を求めて闘争

Posted to the IUF website 01-Jun-2008



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コカコーラセールス労組(CCSFU)委員長アルデン・マナルサン (中央)が、非典型労働者の組合加入署名式を取り行う。デビッド・マグネティコ(右、赤シャツ)は、CCBPIに20年間、直接にまた間接的に働いてきたが、会社は、彼を従業員として認めていない。また、組合加入の署名を行っているのは、ザルディ・ジャプソン、エスタニラオ・アラガルネ、リッキー・リポラダ、エリアル・エラス(起立している)

まやかしの独立下請け業者を通してコカコーラフィリピンに15年も働いてきた40名の労働者は、IUF加盟のフィリピンコカコーラ労組連盟の労組に加入し、直接の正規雇用を求める闘争を強化した。

過去20年間、コカコーラボトラーフィリピン株式会社(CCBPI)は、販売、配送、倉庫、物資の総合管理の運営に独立の下請け業者の使用を増やしてきた。今日、CCBPIに直接雇用される販売、配送スタッフの数より多くの労働者が、下請企業に雇用されている。しかし、この企業、専門化された物資総合管理会社は、独立どころか、単なる派遣労働業者であり、実際の運営はCCBPIが行っている。結果は、何千もの運転手、ヘルパー、チェック係、配車係、フォークリフト運転手が、CCBPIで働いているが、CCBPIの従業員ではない。これは、彼らには健康保険、医療給付、年金、社会保険、残業代がなく、CCBPIが使用者としての責任を持たないことを意味する。非常に重要なことは、これらの労働者は、労働協約の下で組合員が享受する権利、給付、保護をも否定されているということだ。

マニラの下請け業者の運営するCCBPIの倉庫の150名の労働者の経験が、賃金支給さえ闘争しなければならなかったことを示している。2−3ヶ月の賃金未払いに直面して、労働者は、彼らの使用者には、金がなく、実際に支払いをしているのは、CCBPIだということに気がついた。全国仲裁調停委員会への申立に応えて、いわゆる物資総合管理会社は、労働者は、正規労働者ではなく歩合労働者だと宣言した。これは労働者が、4年から15年、ある者は20年も働いている事実にかかわらずである。もっと驚く事にこの会社の本社は、ケソン市、バグムバヤンのCCBPIセールス事務所の中に置かれている。

2008年3月に、150名の労働者のうち53名が、労働教育リサーチネットワーク(LEARN)とACCUPに支援されて、CCBPIを彼らの直接正規雇用を認めるように提訴した。CCBPIの即座の(かつ予想できた)対応は、労働者との雇用関係を否定するものだった。

正規雇用身分を勝ち取るキャンペーンの次のステップとして、40名以上の労働者が、5月16日にIUF加盟のフィリピンコカコーラ労組連盟のメンバーであるマニラ、マカティ市のコカコーラセールス労組に加入した。今後さらに10名以上が組合に加入する予定である。