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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ロシアネスレ労働者の賃金交渉の権利要求を支援しよう!

Posted to the IUF website 25-Mar-2008





IUF加盟のネスレペルミ労組が、キットカット製菓工場の約1000名の労働者の賃上げ要求を初めて行ってから丸4ヶ月たったが、ネスレロシアは、いまだに誠実な賃金交渉を拒否している。本労組は、賃上げ交渉の権利を基本的な労働者の権利として強調するために国際抗議行動をよびかけている。

3月22日のペルミの抗議集会で、労働者は、1月1日に遡る21.5%賃上げの組合要求を支援した。労働者は、経営者に一方的に決められた賃上げも認めないし、またネスレペルミ経営者が押し付ける誠実でない交渉の相手となることも認めない。

先に報告したとおり、ネスレロシアは労働者に、賃金は交渉しないと告げた。ネスレは、賃金は団体交渉の範囲でないと議論して、何ヶ月も賃上げ交渉を拒否している。労働争議が宣言され、OECDにネスレの基本的労働者権利の侵害が申し立てられてから、会社はその戦術を、交渉の拒否から一貫した交渉遅延に変えた。今のところ、具体的な新しい賃上げ提案は、経営者から出ていない。

3月22日の土曜日にペルミ市の中心で開かれた抗議集会で、参加者は、ネスレの遅延ゲームをこれ以上我慢するのは、止めようと声を上げた。15%の賃上げを得れば労働者が懐柔するだろうという会社の期待が明らかになった。15%では、この地域の2007年度の16%を越える公式インフレ率さえカバーできない。集会で、「今こそ、真の賃上げが必要だ。我々の賃金では生活ができず、多くの者が定期的に売血を行っている」と参加者は、声を上げた。

経営者が、何度も最終的な決定は、ペルミではなく、モスクワ、またスイスの本社で行われると発言したので、組合はこの抗議行動をペルミの外に広げる。3月25日の火曜日に、モスクワ中央のネスレロシア本社前でロシア農業労組の支援でデモを行う。

IUF書記長ロン・オズワルドは、「ネスレは、誠実な賃上げ交渉をはじめとする労働組合権が全ての工場、職場で尊重される事を確実にする責任を有する。世界的な企業は、一方的に条件を決めることでこの義務を回避するものではない。賃上げ交渉の権利は、どこにおいても基本的な労働者の権利である。」とコメントした。

ネスレペルミ労働者を賃上げ交渉の権利闘争で支援しよう! ネスレ本社に抗議文を送るにはココをクリック! 写しは、自動的にIUF書記局に送付される。