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バングラデッシュで鳥インフルエンザ大発生、養鶏労働者に危機

Posted to the IUF website 11-Feb-2008





バングラデッシュでH5N1型鳥インフルエンザが大発生し、この結果、何千もの養鶏労働者が危機にさらされている。バングラデッシュの養鶏業は、20年前に大規模商業生産が導入、奨励されて以来、同国の重要な使用者となったが、この危機に対する政府と産業の対応では、養鶏労働者に注意が払われていない。

今月始めの新たな報告で、バングラデッシュ全国半分の地域でH5N1型の発生が確認された。鶏、鴨、鳩、鶉、野生の鶴に感染が広がった。136の養鶏場で合計50万羽以上の鶏が処分された。

処分作業に加わったある地域の家畜役人は、報道機関に対し、「この地域には1212軒の農場があるが、感染した鳥を直接扱う110名の現地スタッフ用の安全用具は、十分でない。感染した鳥の取り扱いには細心の注意が必要だ」と語った。

それでは、労働者は、一体どうなのだろうか?

バングラデッシュの鳥インフルエンザの発生は、2月1日時点でインド西ベンガルの13地区でH5N1ウィルスが確認された大発生に続くものだ。中央政府は、産業と農家に対する救済措置の討議をしているが、養鶏労働者に対する特別補償や特別な職場安全衛生プログラムは、討議していない。このため、職場におけるH5N1ウィルスに対する緊急行動の必要性が浮かび上がる。西ベンガルの出来事は、昨年のインドのマニプール州の大発生に続くものだ。