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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


パキスタンのユニリバーで反組合攻撃、強まる

Posted to the IUF website 11-Feb-2008





パキスタンのラヒム・ヤー・カーン工場で、ユニリバー経営者の組合と組合権に対する攻撃が続いている。昨年IUFが、会社をhref="http://www.iuf.org/dja4693">OECD多国籍企業ガイドライン違反でOECDに申し立ててから、さらにこの攻撃が強まった。IUFは、昨年11月に、経営者が、工場の292名の臨時労働者のうち5名を除く全員を即刻解雇したために、この申立を行った。この解雇は、組合が臨時労働者に組合加入を広げ、法律が定める9ヶ月間の勤務後に常用身分になる事を支援すると発表した後に起こされた。解雇された臨時労働者の代わりに、常用身分となる名目上の権利すらない派遣労働者が雇われた。派遣労働者はユニリバーではなく、派遣業者に雇用されており、ユニリバー労働者の組合には加入できない。

経営者は、武装警官、精鋭軍団、増員した武装警備員を工場に招きいれ、彼らの前で、一番目の交替勤務に到着した労働者は、解雇通知に署名を求められた。こうして、大量解雇が起こった。武装警官と警備員は、引き続き工場内に配置された。経営者は、警察に工場の元来賓室を自由に使わせた。

組合が解雇された労働者を保護し、職場復帰をさせようと闘争している間に、経営者は、組合の団体交渉の役割と工場におけるリーダーシップに攻撃を開始した。経営者は、今では組合書記長サイド・ザマン(IUF加盟のパキスタンユニリバー従業員連盟の書記長兼任)の、争議解決のための交渉参加を拒否している。警官の重々しい存在で、組合役員が工場の組合員と会合を持とうとすれば逮捕されるかもしれないというメッセージを強調している。経営者は、工場の次期組合選挙の書記長参加を制限するよう労働者に働きかけている。組合役員、職場委員、活発な組合員は、他のポストや、機械に移動させられている。これは、明らかに、組合の組合員とのコミュニケーション力、支援能力を減退させようというものだ。組合員は、予備要員にして、仕事は派遣労働者にさせると脅かされている。

会社は、賃金、給与の年間調整実施に関して組合と協議する慣行を認めていたが、今年、ユニリバー経営者は、組合が書面で送った話し合いの求めを無視し、ユニリバーパキスタンの反組合攻撃を支援する少数の労働者の賃金を大きく引き上げた。どうやらhref="http://www.iuf.org/dja4627"> インドのアッサムで行ったのと同じ戦略を使っているようだ。ここでは、組合の現行のリーダーを弱体化させるために積極的に働きかけ、長いロックアウトの間に合法的な組合組織にとって変わる御用組合を立ち上げた。

同時にアジアのユニリバー経営者は、新たにCSRに関する賞を受けている。一番新しいのは、職場関係優秀賞であるアジア企業の社会的責任賞である。