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韓国、移民労組のリーダー、強制送還

18-Dec-2007





11月27日の一斉捜査で逮捕された韓国移民労組(MTU)の 3名のリーダー は、12月13日朝、韓国から本国のバングラデッシュとネパールに強制送還された。

アムネスティ・インターナショナルは、組合会長のカジマン、副会長ラジュ、書記長マスムを『良心の囚人』とし、これは、韓国政府が、結社の自由の権利を含む、憲法で保護される基本的労働権を奪おうとするもので、移民労働者の人権攻撃であると発言した。アムネスティ・インターナショナルは、韓国政府に、正当な保護と独立機関に決定を上訴する権利、また移民労働者の状況の全面的かつ個別の評価なしに本国送還を行なわないよう要請している。移民労組は、本国送還された労働組合活動家の無事と安全を懸念している。


韓国移民労組の集会・記者会見に対する取締りを止めさせる緊急委員会は、強制送還に抗議し、労働者としての権利を求めて闘う移民の抑圧を止めるよう呼びかける

今日韓国で、ビザを持たずに働く移民の数は推定30万人。移民労組の会長カジマンは、16年間韓国で働いてきた。しかし、政府は、2007年2月の高等裁判所の判決に異議を申し立てている。この判決は、当局に対し移民労組の合法組合の登録申請の棄却を取り消すよう要請するものだ。この判決により、移民労働者の法律上の身分にかかわらず、移民労組は、全ての移民労働者の権利を代表する組合となった。

12月18日は、国連の国際移民デーである。労働組合は、この日を使い、移民労働者の権利闘争は、あらゆる労働者の権利の集団闘争で、組合運動全体にとって中央的闘争だということを強調すべきである。移民労組とその上部団体のナショナルセンター、KCTUは、韓国の移民労組と強制送還された指導者への連帯メッセージを要請する。連帯メッセージは、[email protected]/[email protected]宛、抗議メッセージは、司法省(fax: +82-2-503-3532 or +82-2-500-9128)へ送っていただきたい。