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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


UNITEのT&Gセクション、英国の食肉加工部門の組織化で成果

Posted to the IUF website 06-Dec-2007





10月30−31日に、IUF加盟のUNITEのT&Gセクションは、初めて食肉産業全体をカバーする食肉会議を開催した。英国およびアイルランドの白身・赤身肉加工工場の26000名の労働者を代表する職場委員80名以上がロンドンに集まり、食肉加工産業の調整された戦略と優先事項について討議した。討議の中には、英国の全食肉会社は同一賃金と派遣労働の共通最低基準に合意すること、組合代表が組合活動を行うための休暇協定を認めること、工場別の労働協約の更新日を同一にすることなどがあった。

2004年来、食肉産業の組織化は、T&Gの戦略的優先事項であった。組織化により白身肉部門で3年前には労働協約が適用される労働者は30%だったが、今では80%と大きく伸びた。

英国の食肉産業は、過去15年間大きな変化を経験し、労働条件は、確実に劣悪化してきた。生産の集約化、生産速度アップと自動化の増加、アウトソーシング、安い輸入肉のために雇用条件と職場の安全性が相当悪化した。被害を受け安い移民労働者(食肉加工会社に労働者を送る情け容赦ない親方と派遣業者のなすがままになっている)が増加し、労働者の2層制度が確立し、職場と地域社会を分断した。

集中的な組織化と調整行動を通じて、T&Gが組織化する家禽加工労働者は、既にバーナード・マシュー社では派遣労働者に同一賃金を勝ち取り、グランピアンフーズで一方的に押し付けられた賃金凍結を破り、モイ・パークで組合員数を増やした。赤身もも肉キャンペーンは、チューリップ、ケリィ、ドーン&クランスウィックをはじめとする英国市場の全大手企業を標的にしている。UNITEのT&Gセクションの組織局長シャロン・グラハムは、「食肉労働者を何千名もの組織労働者の連合に団結させ、最低水準などを勝ち取ることを確実にするだけでなく、今やこれらの労働者は、一緒に主要な産業の優先事項に焦点をあてることができる」と語った。