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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF、ILOでグローバルな労使関係についてネスレに挑む

Posted to the IUF website 23-Nov-2007





多国籍企業および社会政策に関する三者宣言の30周年記念として、ILOは、『ベタービジネス:社会的責任ある労使関係を通じての生産性と成長』と言うスローガンで2日間のマルチフォーラムを開催した。フォーラムは多国籍企業の経営者とこれに対応する国際労働組合を召集する試みでパネルが結成された。ILOは、最初のパネル『労働原則の実施における効果的な慣行』にネスレ社CEO、ピーター・ブラベックを招いた。このフォーラムの組織原則によるとネスレ労働者を世界的に代表するグローバルな労働組合代表、IUFが参加するはずだった。ネスレはこれを望ます、IUFの参加を拒否した。

グローバルな雇用記録に関して潜在的に熾烈な対立を避けるために、ネスレは欧州労使協議会の実例としてベスト・プラクティスの話しに留めようとした。ネスレはピーター・ブラベックと共に演壇に座る欧州の労働組合活動家を探そうとしたが、この策略は功を奏さなかった。というのはネスレヨーロッパの組合の候補者は、ネスレにグローバルに対応する組織はIUFしかないと主張したからだ。

マルチフォーラムはIUFが演壇に座らないままブラベックだけで行われた。IUFは、ネスレのフォーラムにおける役割は欧州の労働慣行を話すことだという前提に基づきネスレのCEO宛の公開状を用意した。しかし、欧州の労働組合活動家は出席せず、ブラベックは最初の脚本からはずれなければならなかった。彼は、アジアや中南米の酪農家向けの小額融資や技術援助および中国のネスレにACFTU(官制組合)が存在することなどを例に挙げてネスレのCSRの解説の機会とした。

IUFは、ネスレのグローバルな雇用慣行に関して、また会社が欧州以外でIUFの承認を拒否することに異議を申し立てるためにマルチフォーラムに出席していた。

ブラベックが話し終わった時に、IUF書記長ロン・オズワルドは、IUFと建設的な関係を構築するために真剣な話し合いに入るようブラベックに挑んだ。オズワルドは、世界のネスレ労働者に関する問題はイデオロギーに関するものとは程遠く、ブラベックが引用したネスレ韓国の例を引き、これはまさに職場の問題だと言った。韓国の争議は、常用労働者を更に削減し、これを臨時雇用労働者で置き換えることに組合が合意しなければ中国に生産を移すと公然と脅かしたことが原因だった。IUFによるOECD申立に対して、スイス政府はの判決は、IUFによるこの案件の解釈は正しいということだった。『どんな会社の倫理も欧州以外で、ベスト・プラクティスが非常にかけ離れている世界の他の地域で一番良く試される。ネスレのIUFをこのパネルから排除させるための失望させられる行いにもかかわらず、建設的なグローバルな対話を行う提案を繰り返しする』と発言した。