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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ユニリバーパキスタン、臨時雇用労働者を大量解雇、反組合攻撃を強める

Posted to the IUF website 22-Nov-2007





ユニリバー経営者は、ラヒム・ヤー・カーン工場で何百名もの臨時雇用労働者を大量解雇し、組合攻撃を強化した。彼らは常用雇用身分の法定上の権利の承認を求めていた。

臨時雇用労働者が10月20日に最初の交替勤務(午前6時から午後2時まで)に到着した時、工場の入り口に配置されていた武装警官から会議室に行くように指示された。会議室では警察官に保護された管理職が彼らに解雇通知を渡した。そして警察官が労働者に解雇通知に署名するように強制した。2番目の交替勤務の労働者は工場に入り、仕事を始めたが、勤務終了前の午後6時に管理職が解雇通知を渡し始めた。

解雇通知は労働者の自宅にも宅配された。この結果、一日で300名の臨時労働者ほぼ全員が解雇された。

組合はこれに対して臨時労働者に第3交替勤務(午後10時から午前6時)につかないように要請した。このために工場は停止されたままとなった。これに対し経営者は工場に配置する武装警官の数を増やした。経営者はまた、すでに労働裁判所に常用身分への変更を申込んでいる23名の臨時雇用労働者を違法に解雇した。裁判所で審議中は労働者の雇用身分は変更できないため、この解雇は違法である。経営者の計画は臨時雇用労働者の供給に派遣業者を使うことだ。これには組合が反対してきた。

10月25日にラヒム・ヤー・カーンでIUF加盟のユニリバーパキスタン従業員連合の特別会議が開かれ、ラヒム・ヤー・カーン労組の支援が新たにされた。この会議にユニリバーの他工場の組合が参加した。これらの工場ではラヒム・ヤー・カーン労働者支援の抗議幕が掲げられ、連帯を示す黒い腕章を付け、闘争と最新情報を知らせるために工場の門で会議が開かれている。

10月26日にはラヒム・ヤー・カーンで労働組織の合同会議が開かれた。組合、ジャーナリスト、NGOの代表50名以上が参加した。ユニリバー・ラヒム・ヤー・カーン工場の組合権闘争の支援を広げ、強化するために行動委員会が設置された。

闘争の始めで、組合が隠蔽された外注化を防ごうとするのに対しユニリバーが工場の内外に警察と精鋭軍隊を配置した時、世界のIUF加盟労組は、我々の要請に応えて、ユニリバーに抗議文を送り、連帯を示した。同社はこれらの抗議文に、社会的に責任ある経営者としてこの事件の会社側の説明をする定型eメールを送った。手紙の中の誤解を解こうとする会社の主張にIUFが応酬した。IUFのユニリバー宛の手紙はここをクリック(pdf フォーマット)