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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


オーストラリア労組、ナノテクノロジーに強力な規制取締を要求

Posted to the IUF website 24-Sep-2007





オーストラリア労組協議会(ACTU)は、 ナノテクノロジーとナノ物質の取締原則宣言に署名し、公益、環境、労働組合組織の国際連立に加わった。IUFは発表時に宣言に署名している。既に署名している労働組合組織は、ITUC、米国のAFL-CIO、BCTGM、米国鉄鋼労組などである。本宣言はナノテクノロジーの新興分野の適正かつ効果的な取締りと評価のために必要な8つの基本原則を記している。

ACTUの職業安全衛生役員Steve Mullinsは以下のように発言した。「ACTUは、この宣言に署名することで、労働者の命を犠牲にした利益は許されないという明確なメッセージを送っている。政府と産業界は、2.5兆ドルの可能性を秘めるナノテク産業のオーストラリアの商業ハブをつくるために必死になって、職業安全衛生のリスクに口先だけ同意している」

「既に、人気の高い日焼け止め製品をはじめとする何百ものナノ物質含有製品が市場に出回っている。ACTUは、ナノ物質を使用した製品製造中の労働者の暴露で潜在的に健康に深刻な影響があることを示す研究を懸念している。研究から、超微細物質は同じ大きさのかたまりであればより粒の大きい粒子に比べ毒性が高まることがわかっている。現在の研究から肺や心臓血管疾病、脳傷害、中央神経系障害を含む潜在的な健康上の影響が判明した」

「オーストラリアには労働者と消費者が被る独自のりスクを取り締まる、あるいはナノ製品の製造者、輸入者を規制する政府規制が存在しない。これは時限爆弾になるかもしれない」