カナダのモルソン・クアース・ビール工場で厳しいストライキ続く

Posted to the IUF website 27-Jul-2007





アルバータ州エドモントンのモルソン・クアース・ビール工場におけるカナダ自動車労組（ＣＡＷ）の１０２名の組合員による９週間のストライキが、対立終了の気配がないまま続いている。ＣＡＷローカル２４８は、５月３０日に労働協約更新のための団体交渉が決裂したことから争議行為を起こした。会社は新規採用者と既存従業員間に７ドルの賃金格差を生じる二段階賃金制度、同様に差別的な二段階年金制度、病気休暇の年間９日を６日に削減などのつらい譲歩を求めている。

６月２８日にＣＡＷの全国役員と地方役員がモルソン・クアースの代表と会い、ストライキの原因となっている問題の解決を図ろうとしたが、会社は組合提案の代替経費削減策を基本とする解決策を拒否し、二段階制度を維持することを主張し、新規採用者の賃金格差をほんのわずか減らす提案をした。

ＣＡＷが組織化するエドモントンビール工場は最近モルソン・クアースの”ワールド・クラス製造”の称号を得て、同社の２００７年第１四半期の税引き前利益４５３０万カナダドルに相当な貢献をしている。

組合からの連帯メッセージとストライキ参加者に対する財政的な支援を歓迎する。[email protected]にＥメールで連絡いただきたい。