IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


作業スピードアップで死亡、ブラジル・カーギルの職場死亡事故に関する組合集会

Posted to the IUF website 26-Jul-2007



photo



マト・グロッソ・ド・スル州シドロランディアンのカーギル鶏肉加工工場の労組、SINDAVESが全国食品労組CONTAC、ナショナルセンターCUT、IUFラテンアメリカ地域組織の代表と共に集会を行った。3月28日に職場で死亡したマルコス・アントニオ・ペドロ(29歳)の裁判を求めるためだった。労組はすでに会社を告訴した。デモの後、組合代表団は連邦検察の正式な取調べを要求するために州都カンポグランデに向かった。

保守整備労働者のペドロは冷蔵設備のタンクに落ち、体を真二つに切断された。経営者は彼の死を”自殺”と言い、賠償金の支払いを拒否した。カーギル・シドロランディアの保守整備労働者は危険な仕事にもかかわらず、安全具、防御具など一切支給されていない。彼らは屠殺サイクルの合間、きっかり1時間で全工場を清掃しなければならない。まだペドロが生きている間にタンクから引き上げることができたのに、経営者は生産の定刻再開を脅かさないように、簡便な救助策を試みたのだ。

CONTACとIUFラテンアメリカ地域組織はブラジルで家禽輸出ブームを引き起こしているすさまじい流れ作業スピードに関する抜本的な規制行動を求めてキャンペーンを行っている。シドロランディア工場の労働者は、1日に15万羽以上の鶏肉を加工している。これらはすべてヨーロッパとアメリカへの輸出用である。

CONTACの安全衛生担当役員のジェニ・ダラ・ロサは3月のIUF第25回世界総会で、「何千名もの女性が毎日ひどい労働条件に苦しめられている。彼女らは体の痛みを我慢している。身体はブラジルの家禽工場の作業速度に耐えられない。ブラジルは世界一の鶏肉輸出国だが、このタイトルを得るために世界一多くの反復運動損傷の犠牲者を生み出している」と述べた。

ブラジルのカーギルキャンペーンの定期的な情報更新はIUFラテンアメリカ地域書記局の ホームページ 参照。