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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


アルゼンチンのInBev/Quilmes労働者、経費および人員削減をはねのける

Posted to the IUF website 18-Jul-2007





ブエノスアイレスのビールと清涼飲料水の大ボトラー、Quilmesの配送労働者と生産労働者が連帯し、組合員を効果的に動員し、3000名の配送部門の雇用削減を伴う経費削減計画をはねのけた。

ベルギーに本拠地がある多国籍のビール会社、InBevのブラジル部門のAmBevが今年始めにQuilmesを買収し、4月に同社の配送ネットワークの契約業者を24社から8社に削減すると発表した。2社の配送業者が削られた時、既に500名の雇用が失われたが、さらに2500名の雇用削減を見込む計画に運輸労組は即座に反対し、Quilmesの配送ネットワークは会社の成功の鍵だと主張した。

運転手労組はIUFに加盟するボトリング工場労働者の組合、FATAGAと争議行為を行い、ブエノス・アイレスのブラジルとベルギーの両大使館前でデモを行った。ストライキと組合員動員が功を奏し、労働省とブラジル大使の仲裁の援助で、会社を交渉の席につかせることができ、4月11日に合意に達した。この合意でQuilmes配送業者2社の契約終了は2008年7月31日まで延期され、配送制度変更に関する業務見直しのプロセスが確立された。

しかし、7月にQuilmesの運転手が、いくつかの業者が6月の給与と賞与を未払いにしていると訴え、AmBevが新たに対立を再燃させたと非難した。会社の経営者はこれを否定し、契約配送業者は労働者に譲歩させ、Quilmes/AmBevと有利な条件を交渉するために労働者の賃金を未払いにしていると非難した。

運転手労組とFATAGAは新たに争議行為と抗議行動をはじめ、ついに全国規模のストライキとなった。Quilmes配送ネットワークは8日間麻痺し、アルゼンチンで同じネットワークを通じて行われるコカコーラとペプシコーラの製品の配送にも影響を与えた。ブラジル大使館の前でデモが行われたが、警察がデモに参加する人々を攻撃した。

アルゼンチンの労働省は新たに仲裁会議を招集し、2007年7月11日にQuilmes/AmBevと配送業者間で合意が成立し、配送業者は未払い賃金全額支払いに合意した。また、Quilmesと配送業者は契約条件に合意し、全国ストライキは中止された。