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ジャカルタのホテル・グラン・メリアで反組合攻勢

05-Jul-2007





インドネシアのIUF加盟労組FSPMが組織化するジャカルタのホテル・グラン・メリアで労働組合権が攻撃されている。昨年来、交渉の結果得られた年金制度、健康保険制度に関する論争をはじめとする問題が起こっている。2006年6月、経営側はサービス料を基にした福利厚生基金の配分を止めているが、これは労働協約により、組合口座に送金されなければならないものである。12月に、経営側は”効率性”を理由にして、9名の本社従業員を解雇した。彼らは組合の中心的存在だった。

組合はこの解雇を抗議し、仲裁の申請を行った。2月に、FSPMの書記長Odie Hudiyantoがジャカルタ地域書記長と共に仲裁審問について組合員と話し合うためにホテルに来たが、警備員に追い出され、その後施設内の立ち入りを禁じられた。5月に、経営者はチェックオフ制度で徴集される組合費の組合送金を一方的にストップした。経営者は、組合役員を組合集会出席や解雇手続きのための労働裁判所召喚のために職務から免除することを拒絶した。現在までに24名の労働者が解雇された。この解雇に当って経営者は会社の閉鎖により解雇を認める法律を引合いに出した。しかし、グラン・メリアは営業中で健全な稼働率を維持している。解雇は明らかに違法である。

スペインが本国のソル・メリア・ホテル・リゾートグループは、27カ国に300以上のホテルを所有する。その大部分がスペイン、ラテンアメリカ、カリブ海諸国にある。最も重要なブランドはメリア、ソル、トリップホテルで、これにパラディサス・リゾート、ソル・メリア・バケーションクラブ、ラグジュアリーホテルと続く。

スペインのIUFホテル加盟労組、CHTJ-UGT と FECOHT-CC.OOが間に立ったが、これに応えて、ソル・メリアは、解雇は単に必要な経費削減手段の結果だったと主張した。しかし、この解雇の不適当な法律手続き、組合役員のホテル内立ち入り禁止、チェックオフ加盟費分配の一方的な終結、解雇者の中に特に組合員や現在および過去の役員が多いことについては満足の行く説明をしなかった。ジャカルタのグラン・メリアはFSPMの拠点であり、インドネシアやこの地域で最も成長が早いホテル労組である。

IUFはジャカルタ・グラン・メリアにおける反組合手段を非難するメッセージを要請する。

ソル・メリア・ジャカルタ、地域経営者、本社経営中枢にメッセージを送るにはここをクリック。 反組合攻勢を中止し、組合と誠実に交渉するよう要請しよう。