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BATマレーシアの組合つぶしに抗議

26-Jun-2007





2006年9月からブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、結成44年になるBATマレーシア従業員労組の交渉力を容赦なく弱めるために2つの戦略を始めた。組合潰しの主要な武器は、従業員を管理職身分に再分類することだ。マレーシアの労働法では、管理職は組合員の資格を有さない。前回の記事はここをクリック

5月9日付のBATのポール・アダムス最高経営責任者宛の公開状で 、IUFはBATが全従業員の労働組合権を公言している観点から、マレーシアの子会社における慣行の説明を求めた。アダムスは返書で同社の雇用原則(結社の自由と非結社の自由の両方を尊重するという不思議なコミットメントが含まれている)を引用して、組合つぶしを行っていることを否定し、BATマレーシアは事業環境の変化から、効率性と有効性の向上のために事業及び労働力の再編成戦略を実施したと反駁した。これらの変化により、現在組織化されている労働者が組合員でなくなるという事実についてはコメントしなかった。また、技術者のスペシャリスト昇進の場合に、BATがスペシャリストを管理職であると(これを義務化する法律はない)宣言した事実についてもコメントしなかった。販売員の昇進の場合、会社は販売員の身分を従業員から管理職に変更させるために労使関係局長から特別の許可を求めた事実もコメントしていない。

効率性と有効性の向上と組合つぶしのためにBATが他に行った戦略は、技術サービス部の下請け化だった。15名の従業員(全員が組合員)に任意退職条項が提案された。この退職条項を拒否した8名の労働者は現在解雇に直面しており、自分たちの雇用を守るために闘っている。BATEUは、これに影響を受ける労働者と協議して、現在の雇用を削減する会社の行動を許すことは組合原則に反するため、上積みされた退職条項を拒否した。

あなたにできること



BAT労働者を代表する組合は、マレーシアの反組合行動に抗議し、またこの説明を求める手紙を会社に書いたり、話しをしたりした。この圧力を高める必要がある。BATに手紙を書いていただきたい。 書簡例はここをクリック (英文)

5月1日に、BATEUの組合員(と正式にはもはや組合員でなくなったBAT労働者)はクアラルンプールでマレーシア労働組合会議と共に集会を開いた。IUFアジア太平洋地域組織のホームページの集会の写真を見るにはここをクリック

IUFは全加盟労組に組合つぶし、そして会社が使う戦略である名目のみの職の再分類、任意退職制度、組合員の職の下請け化に対する闘いで 目標を達成するためにBATEUへの支援を要請する。連帯のメッセージはこの支援を行うために
BATEUの書記長宛[email protected]に、また写しをIUFに[email protected]お送りください。

BATEUは1964年に結成され最初はロスマンズその後はBATの労働者を代表するマレーシアの中でも最も古い労組の一つである。