IUFUniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide ドイツのネスレ・ウォーターズの事業所でストライキ
Posted to the IUF website 29-May-2007
NeuseltersとAquarelのブランドで水のボトル詰めが行われているヘッセン州のNeuselters Mineralquelleの労働者は、ネスレが彼らの労組、ドイツの食品関連労組NGGと真剣な団体交渉を行うことを拒否したため5月15日からストライキを行っている。
この前日に行われたストライキ投票でこの工場のNGG組合員の96.6%がストライキ行動を支持した。
夜間交替勤務の労働者が生産ラインを止め、朝交代勤務の労働者が工場の門の外に留まった5月15日の午前4時にストライキが始まった。2006年10月1日にドイツ・ネスレ・ウォーターズが業種別枠組み協約の承認を取り消した時からNeuseltersの労働者とNGGは、ネスレの現行協約を切り崩す行為に抵抗するために1月と4月のストライキを含む様々な争議行為を行ってきた。
ネスレはドイツの事業所全体で、困難の末勝ち取った労働協約を攻撃している。使われた戦術は、該当経営者協会から脱退し、より低い労働条件の協約を適用する協会に移り、経営者協会に所属はするものの、当該労働協約はもはや適用しないと宣言し(この場合がそうである)、譲歩の要求を呑まなければ事業所を閉鎖するというものだ。
ネスレがNeuseltersで望むことは、枠組み協約より低い規定の企業別協約だ。特に労働時間に関してである。NGGはネスレに枠組み協約の適用と、ミネラルウォーター部門の労働者が州レベルで獲得している賃上げを求めた。
ネスレは労働時間に『柔軟性』がほしいとしているが、具体的な要求を出す事を拒否している。NGGの交渉委員会は、交渉の席の態度で、ネスレに真剣な交渉に関心がないことが明らかになったため、交渉の行き詰まりを宣言した。
あなたにできること
ネスレ・ウォーターズ・ドイツ(+49 6131 250 0430)にファックスを送り、交渉決裂に懸念を表明し、NGGと真剣な交渉を行うよう交渉の席に戻るように要請する。
ストライキを行う労働者に闘いを続けるために必要な支援を与えるための連帯メッセージを送る。メッセージはNGGに[email protected]に、写しをIUF書記局[email protected]にお送りいただきたい。
ネスレ・ウォーターズに組合員を持つ欧州の労組は、特にAquarelのブランドのボトル詰めをしている職場は、ドイツの生産減を他の工場から補う可能性があることを警戒している。