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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ネスレの傲慢さ、アイルランドの労働裁判所を愕然とさせる

Posted to the IUF website 05-Jan-2007





非常に無節操かつ法律上あいまいな『ネスレ流』の販売員のリストラがアイルランドの労働裁判所を激怒させた。

9月22日にネスレはアイルランドの販売事業のリストラの必要性から、販売員を強制的に人員整理すると発表した。

この影響を受けた11名の労働者と彼らの労組SIPTUは、解雇に関する話し合いを拒否して、代わりに雇用の維持について話し合いを求めた。これに応えて、ネスレは新しいポジションの面接という選択を示したが、このポジションの賃金は以前の50%というものだった。その後、ネスレは合格した候補者に以前の賃金の75%を供与すると条件を上げた。労組はこれを認めない旨を伝え、ネスレは強制的な人員整理という元の立場に戻った。

11月10日の調停の話し合いにネスレが協力を拒否したため、労使関係コミッショナーは同社に強い警告を発し、この案件を労働裁判所の審問に委ねた。

そして12月6日に、ネスレは審問の結果を先取りする事になる行動を一切取らないようにという労働コミッショナーの警告を鼻であしらうかのように、販売員に解雇通知を出し、彼らの会社の敷地内への立ち入りを直ちに禁じた。

12月15日の審問で、ネスレは労働裁判所、特に裁判官から厳重に戒告された。裁判官は自身も裁判所も会社の行動及び手続き違反に愕然としたと語り、会社に直ちに解雇通知を撤回し、労使関係コミッショナーに戻り、組合側と意味のある交渉を開始するように命じた。追加の平手打ちとして、裁判所はアイルランドの経営者協会、IBECのプロの交渉者に会社を代表する権限を与えた。

11名の労働者と組合にとってこの日は良い日だった。しかし彼らの闘争は終わっていない。彼らはネスレ流のリストラと闘っているが、このリストラは長期勤続の、経験豊富な、会社に忠誠心のある従業員を排除して、喜んで低賃金で働く、搾取されがちな新しい従業員を雇おうというものだ。ネスレ流のリストラは退職を促す解雇一時金の形で、賄賂も同然である。悲しい事に、労働者が、裁判所の命じる交渉でネスレと会った時に起こると予想するのは、これである。