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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


カラチ、パール・コンチネンタル労組、闘争6年目の正義の行進

Posted to the IUF website 18-Dec-2006



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パール・コンチネンタル・ホテル労組連帯委員会が、12月9日、第2回正義の行進を組織した。これは2006年国際人権デー(12月10日)の関連行事の一環として行われた。昨年と同様、労働組合、政治団体、専門職団体、NGOから幅広く代表が参加し、カラチのチャンドリガー通りを横断幕を振り、ビラを配りながら行進した。

今やカラチホテルの闘争は6年目を迎えた。この闘争に対する組合員と組合役員の勝利の決意は衰えていない。この組合権の闘争は、2001年9月に経営者が予約減少を理由に臨時雇用労働者全員の解雇と、常用職員の作業量を1週につき1日削減すると発表した時に始まった。組合は交渉を要求したが、経営者は組合の要求を無視し、350名の臨時労働者の解雇を決行した。組合にも解雇労働者にも通知がなかった。解雇通告は11月8日の日刊新聞に掲載された。そしてその翌日、労働者が仕事に行くと、ホテルの立ち入りを拒否された。

組合役員を含む40名以上の常用職員が、臨時雇用労働者の権利を守ろうとして解雇された。ホテルの臨時雇用労働者の権利を守るための組合行動が急速に組合の存在に対する経営者の全面攻撃へとエスカレートしていき、組合員と組合役員に実際の攻撃が加えられた。経営者はホテル従業員に恐怖感を与え、組合を脱退させるために、脅迫、警察の暴行、一方的な拘留、解雇、解雇の脅しを用いた。2002年に経営者は組合指導者の刑事犯罪をでっち上げた。3名の組合指導者は一つの証拠もないまま2ヶ月間刑務所に拘置された。

2003年に国連の特別機関、ILOはホテル経営者と現地当局が深刻な労働権の侵害を行ったと判定した。ILOはパキスタン政府に警察の拘留および組合員に対する暴行と嫌がらせに関して全面的な調査を行い、その結果を報告するように指示した。また、不当に解雇された組合員と組合役員を職場復帰させるための行動を取るように要請した。

ホテルの経営者、パキスタン政府、現地当局はこの判決に従うことを拒んでいる。職場復帰も独立の調査も行われていない。

カラチおよび他のパール・コンチネンタル・ホテルの労働者は正義のために闘争を続ける。今年7月、ラホールのパール・コンチネンタル・ホテル従業員労組は、不当に解雇された組合委員長を正式に職場復帰させるための2年半に亘る闘争に勝利した。パール・コンチネンタルや他のホテル労組は、IUF加盟の2005年に結成された全国労連、パキスタンホテル・レストラン・クラブ・観光・ケータリング関連労連から蔓延する権利侵害の闘争に対し強力な支援を受けている。