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大規模農地追い立てに抵抗するインド農業労働者と農民を組合支援

13-Oct-2006





西ベンガルのシングルの農業労働者や農民は、インドの強大な多国籍複合企業、タタグループの軽自動車工場建設のために420ヘクタールの農地から6000名の貧しい家族を追い立てようとする州政府の計画に抵抗している。西ベンガルで農民を組織化するIUF加盟のPBKMSは、彼らの闘争を支援し、土地の強制収用を止めるために国際支援を呼びかける居住者に加わった。組合はまた居住者と彼らの農地保護委員会に対する抑圧の度が高まっている事に焦点をあてた。

ここ数年、西ベンガル政府は海外資本に税と投資の優遇を与え、大規模な農地の工業地転換に尽力してきた。土地は植民地時代の名残である1894年土地買収法によって農民から取り上げられ、西ベンガル開発組合を通じて補助金付き価格で投資家に売却あるいはリースされる。タタモータースは、410ヘクタールの土地を求めた。実際の自動車工場に必要なのはこの10分の1である。工場は2000名の労働者を雇用することになるが、一方で3万名が土地と生活の糧を失う。彼らは農業労働者、小農、分益小作人、家内工業、他の農村労働者だが、補償は何ら受けられない。

コルコタの北西50キロのシングルは、肥沃な農地で、この地域の60%以上が一年間にコメ、麦、ジュート、野菜と三毛作から四毛作である。この事実、また工業地転換のための土地収用は、一毛作の土地に制限してほしいという一般大衆からの要請にもかかわらず、政府は、タタのプロジェクトを他の非農地に移転する努力をしなかった。追い立てにより何千もの労働者が飢餓に追いやられる危険性がある。まさに西ベンガルの茶農園で起きた問題である。

PBKMSは、「シングルの問題は、西ベンガルの土地と生活の糧の問題の歴史上の大事件となった。もし政府がシングルの土地を収用できるのならば、これはすぐに他の土地の買収につながるだろう。例えば港と特別経済圏が計画されているクルピや原子炉の計画があるジューンプットなどだ。多くのPBKMS組合員がこれらの場所で生活し、働いている。従ってシングルの闘争は我々にとって重要である。同時にシングルでは警察が脅かしを行っている。警察のジープが村々を回り、女性を夜中に起こすと言う事が続いている」と書いた。

2006年9月25日に、警察は、地元の開発事務所で座り込みを行う7000名の労働者と農民(2500名の女性を含め)に暴力を振るった。座り込みを行う者は告発され、暗闇にまぎれて打たれた。警察の殴打の結果、約70名の男性、女性、子供たちが負傷し、一人の若者が(ラジクマール・ブル)が死亡した。女性27名を含む72名と農地保護委員会の全指導者が逮捕され、コルカタ高等裁判所に特別保釈嘆願が出された後、逮捕後たった2日で釈放された。10月4日に現地を訪れたPBKMSの活動家のチームは、警察の暴行後、治療を受けに病院に行く人々までも警察が逮捕したという事を聞いた。

死亡したラジクマール・ブルの両親 � 追い立てに抵抗する村人に対する警察暴力の犠牲者

10月4日、PBKMSは警察の行動で負傷、死亡した人々の家族に会い、追い立てに直面する二つの村を訪問した。組合は農地保護委員会の闘争支援を強化する事を決めた。10月8日にはシングルの大行進に参加し、10月14日にはコルカタでの市民との集会に参加する予定だ。PBKMSはまた10月11-18日まで自分たちの地域で抗議集会を計画している。IUF加盟の全インドユニリバー労組協議会もまた西ベンガル政府による強制土地収用に対する闘いに連帯を表明した。

IUFは9月25日の警察の行為と警察の脅かしが続いていることを非難する抗議メッセージを呼びかけている。メッセージはまた農地の非農業目的転換を止め、土地買収と土地転換の前提条件として農業労組と小規模農民組織との協議の義務とを要求するものだ。

西ベンガル政府とタタモータースの社長へのメッセージはここをクリック。あなたのメッセージの写しは自動的にIUF書記局とPBKMSに送られる。