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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ソウルのミリニアム・ヒルトン・ホテル労組、臨時雇用に関する争議を決意

Posted to the IUF website 13-Oct-2006





IUF加盟の韓国サービス労連のメンバー、ミレニアム・ソウル・ヒルトン・ホテル労組は、臨時雇用を正規雇用にする重要な労働協約条項を守るため行った9月23日の1日ストに続く争議行為を準備中である。22階建ての客室数684の豪華ホテルの労働協約更新交渉は、経営者が、臨時雇用を2年後に正規雇用にするという協定条項を反故にしようとしたために行き詰った。


9月23日のストライキ組合員の集会、組合は過去の交渉成果である契約労働者の雇用を正規雇用に直す条項を守る決意。横断幕は、経営者に組合の交渉要求を認め、2006年の労働協約に合意せよと書いてある。

現行協約は1999年に交渉された。これは経営者が正規従業員を犠牲にして契約労働の雇用に依存する事が多くなったことと、同ホテルのシンガポールベースの不動産ホテル複合企業シティー・デベロップメントのロンドン部門ミレニアム&コップソーンホテル株式会社への売却が迫っていたために行われたものだ。

当時組合は、組合員から強力な支援を得て、協約にこの条項をきっちりと盛り込み、所有権移転後もこれを維持した。協約は契約雇用を2年後に正規雇用にする規定ばかりでなく、常用直接雇用労働者を減らすために契約労働者を使用してはならないと規定している。また新しく雇用を行う際は、長期の契約労働者を優先することとしている。

組合はミレニアム・ヒルトン経営者が、親会社からこの条項を破棄するようプレッシャーを受けていると確信している。

組合はこの条項を守ろうとし、また経営者の提案する極端な労働時間のフレックス化に反対している。そして労働協約の更新交渉が行き詰った。

9月23日の1日ストに続き、交渉は10月9日に予定されているが、経営者が現行協約に盛り込まれた過去の交渉成果に闘いを止める事を拒否するならば、組合はこの闘争支援のための次の行動を準備している。