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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ジョグジャカルタ・シェラトン労働者、スターウッズから地震被害の資金援助を勝ち取る。

Posted to the IUF website 27-Sep-2006





インドネシアのIUF加盟のホテル連合FSPMのメンバーであるSPMシェラトン・ムスティカ・ジョグジャカルタ労組が組織する労働者に向けられた国際支援が争議解決に役立った。地震の被害を受けた従業員住宅再建の資金拠出をホテル経営者が拒否したために争議が発生していた。建物が去る5月27日の地震で大きな被害を受けたため、ホテルは修復のために閉鎖された。この地震によりシェラントン・ムスティカの従業員の家族4名が亡くなり、10名の従業員の家が全壊し、58名の家が半壊した。ホテルの土地建物はインドネシア人のオーナーの所有だが、経営は国際スターウッドチェーンが行っている。(詳しい記事はここをクリック)

死亡者を出した地震の後、ジョグジャカルタの複数のFSPM組合は、全面閉鎖あるいは一部閉鎖を行うホテルと交渉を行った。労働者は再建の期間、基本賃金と手当ての支払いを受け、ホテル再開の際には職場復帰は自動的に行われ、ホテルが全壊または一部崩壊した従業員住宅の再建資金を出すというものだった。交渉された協定は地元のオーナーが賃金および手当てを支払い、経営を担当する国際ホテルチェーンが従業員住宅再築の資金援助をするというものだった。

8月31日に組合は、賃金、手当て、職場復帰で地元のオーナーと協定に合意した。しかし、スターウッドはFSPMが交渉した主要なホテルチェーンの中で唯一組合の全壊あるいは一部崩壊した従業員住宅の再建資金援助の要求に応えなかった。

国際支援キャンペーンに支えられて、組合は9月15日にスターウッズの代行を行うホテルの総支配人と合意に達した。この協定に基づき、日雇い労働者、下請け労働者も含め、全従業員は200万インドネシアルピー(220米ドル)を受け取ることになる。家が全壊した労働者はこの3倍の金額すなわち600万インドネシアルピー、一部崩壊の労働者は300万ルピー受け取ることになる。

本労組および連合はスターウッズ・インターナショナルと地域の経営に支援メッセージを送りこの闘争を援助した人たち全員に感謝の意を表明した。