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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


インドのホテル労働者の第1回全国会議で全国連合結成が決まる

Posted to the IUF website 07-Sep-2006





9月2−4日、インド、ゴアでIUFが組織した全インドホテル労組会議に全国のホテル、ケータリングサービス部門の2万名の組合員を代表する47労組が集まった。インドで開催されたホテル労組の第1回全国会議であった。

国内および国際ホテルチェーンから100名以上の組合代表が集まり、オーナー変更と閉鎖に関する問題について話し合った。これには不動産とホテルビジネスの切り離し、また公共ホテルの民営化をはじめとするホテル産業の金融化の問題も含まれていた。

また、議題に上ったのは、組合指導者の解雇や不当差別であった。15年目を迎えるムンバイ(ボンベイ)のシーロックホテル(元シェラトンのITCウェルコムグループの一部)での組合潰しに対する闘争の話もされた。

他に討議された主要課題は、外注化と雇用の臨時化(契約化)が労働条件、雇用保障、労働者と労働組合の権利に与える影響についてだった。全ての組合が契約労働者が搾取されている事実を報告した。ホテル産業では労働者の半分以上が契約労働の形態で雇用され、法定最低賃金と手当てさえも受けられずにいる。代議員は、契約労働者の組織化と彼らの要求の支援、団体交渉の要求に契約労働者の権利と利益を含めること、職場、週、全国レベルの法律上の行動に関する経験を交換した。

IUFのグローバル行動の呼びかけに応えて、代議員は9月27日の世界観光デーの「要求デー」に参加することに合意した。観光産業のブームおよびホテル不動産投資の大きな成長は、労働条件の悪化や契約労働者の搾取や雇用不安の広がりと同時に起こっている矛盾に焦点をあてるものだ。要求は、契約労働者および日雇い労働者の正規化、契約労働制度の廃止と不当労働慣行の終了などである。

会議の2日目の9月4日、代議員は満場一致でインドホテル従業員連合(HEFOI)の結成に賛成投票し、HEFOIの設立草案と登録に責任を有する全国準備委員会を選出した。

会議に参加しなかった他の6つの労組は、既に連合に参加する決意を表明している。これにより連合の加盟人員は2万5千名以上になる。