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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


FAO、鳥インフルエンザの世界的広がりを確認、鶏肉労働者は未だ適正な保護を得ず

Posted to the IUF website 05-Sep-2006





国連の食糧農業機関(FAO)の報告によると、致死性H5N1鳥インフルエンザウィルスが広がり続けている。FAOの直近の報告書で、H5N1の発生が55ヶ国で確認された。今年の初めには発生は45カ国だった。ラオスとナイジェリアの商業養鶏場における発生が一番新しいケースである。今年これまでに64名の死亡が確認されたが、これには人から人への感染のケースも含まれる。2005年の死亡数は41名であった。東南アジアでは急速に突然変異を起こす新種のウィルスが確認され、タイでは病気の蔓延する地域が出た。タイは鶏肉生産の主要国である。

FAOは南部バルカンとコーカサスをH5N1の急速な広がりの『高リスク地域』と認定した。

FAOは、人に簡単に感染するウィルスに変異させないための最善の保険は養鶏場でのコントロールであると言う。H5N1を封じ込める世界的な努力におけるかすかなつながりを見つけ出し、これを強化する必要があるとも言った。IUFは、現在のプログラムに欠けているのは養鶏業で働く労働者を保護の中心に据える効果的なプログラムだと考える。養鶏業に働く労働者はウィルスの急速な広がりと人から人への感染を可能にする新種への変異で、媒体になる可能性があることを考慮するとなおさらである。