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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


チームスターズ、SABミラーの団体交渉に勝利

Posted to the IUF website 10-Aug-2006





7月30日、カリフォルニア、アーウィンデールのSABミラービール工場で働くチームスターズの組合員は、3年間の新労働協約の承認投票に賛成票を投じた。この新労働協約により、賃上げ、健康保険組合員負担分削減、従業員年金の会社負担分増加が行われる。

アーウィンデール工場の協約はチームスターズがアメリカのSABミラーの組合員のために交渉した3番目のものである。7月15日に、北カロライナのエデンおよびテキサスのフォートワースのSAMミラー工場で働くチームスターの組合員は、新しい3年間の労働協約を承認した。これにより賃上げが実現し、健康保険担保の現状維持が確保された。

チームスターズの会長、ジム・ホッファーは、「SABミラー組合員のために働いたチームスターズの大勝利だ。会社は健康保険手当の削減を試みたが、我々はこの脅かしに立ち上がり、後退を拒否した」と述べた。

協約交渉の最終日まで、会社は、会社の選んだ健康保険制度の適用を受けるために従業員は毎月200ドルの保険料を支払うべきという要求を保持した。組合が選んだ健康保険制度に切り替えることによって、会社は3年間の労働協約の期間に1350万ドルの保健料を節約できる。そして労働者は3年間の協約期間の最後の9週までは月々の保健料を支払わずにすむ。

「我々は、今月ふたつの協約を勝ち取った。この協約は3番目でこれが最後だ。今後三年間SABミラーの組合員は安定した雇用と、手ごろな健康保険を享受できる」とチームスターズのビール・ソフトドリンク労働者会議の局長ジャック・チプリアニは語った。

強力な協約を確保するためのグローバル戦略が功を奏したとチプリアニは言う。SABミラーは、ロンドンベースの多国籍企業で、米国の大手ビール会社、ミラービールを2002年にSABが買収したものだ。

チームスターズは、この重要な闘いで、IUFとその加盟組合の支援を求めた。TGWUはロンドンのSABミラー世界本社の前でビラ配りを行った。また南アフリカのFAWUの書記長カティシ・マセモラはチームスターズのビール・ソフトドリンク会議と大会に出席して、キャンペーンの戦略を話し合った。IUF書記長、ロン・オズワルドはSABミラーのCEOグラハム・マッケイに、健康保険に関するチームスターズの立場をIUFは支援すると連絡した。これに対し、マッケイは、SABミラーは、関係者全員にとって認めることができる結論を導くためにチームスターズと共に努力すると答えた。

「このグローバルな戦略の影響は過少視することはできない、SABミラーに対応する上でこれらの労組と築いた関係は今後も重要である」とチプリアニは述べた。

チームスターズは北カロライナ、テキサス、カリフォルニアのSABミラー工場で1400名の労働者を代表する。チームスターズ・ビール・ソフトドリンク会議は米国とカナダのソフトドリンク、ビール、リキュール、ウォーターボトル部門の5万名以上の従業員を代表する。チームスターズはIUFに2006年再加盟した。