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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


韓国、自由貿易協定案にストライキ行動で抗議

Posted to the IUF website 24-Jul-2006



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7月12日、KCTUの労働者17万人が1日間の全国ストライキを決行した。現在交渉中の米国―韓国自由貿易協定に抗議するためだ。この自由貿易協定は政府が公共利益のために規制を行う権限を犠牲にして、多国籍投資家の権利を抜本的に高めるものである。ストライキ権を持たない公務員は、集団で年休を取得し職場から離れた。一方、金属、運輸、公共、社会業務、建設、報道、病院、化学、繊維、タクシー運転手などの組合連合はストライキ要請に応えた。

ソウルで行われた大規模集会には、5万名の組合員と支持者が参集し、米国の組合代表も出席し、スピーチを行った。集会は蔚山、釜山、青洲でも行われた。

6月6日、KCTUと米国の組合は、貿易投資協定案を非難する共同声明に署名した。(この貿易投資協定案の正確な内容は、公職機密とされている)共同声明では、二国間の貿易交渉において、中核的労働者の権利、公共および社会事業、食品の安全性、食糧保障、環境、公衆衛生、教育の保護と強化が取り上げられるべきと訴えた。組合は現在の交渉の延期、自由貿易協定案が与える影響に関する全面的な公共評価、決定から3年間交渉に関する文書を機密文書にする措置の廃止を求めて合同で活動することに合意した。

米国韓国自由貿易協定の組合共同声明の全文(英語)は KCTUホームページに掲載