IUFUniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide IUF、世界最大のビール会社InBevを権利侵害でOECDに申し立て
Posted to the IUF website 18-Jul-2006
IUFは7月7日にベルギーに本社を持つグローバルなビール会社、InBevを多国籍企業に関するOECDガイドライン違反で正式に申し立てた。InBevの経営中枢が置かれるベルギーのOECDナショナル・コンタクトポイントに正式な申立てを提出し、ここにモンテネグロの子会社での再三の国内法および国際法違反とOECDガイドライン違反を上げた。(関連記事はここをクリック)
この申立にはTrebjesaビール工場のストライキに参加した組合員の報復的解雇、組合委員長ボジダール・ペロヴィックの解雇、会社による組合選挙と苦情申立手続きのハイジャックなどのInBevの組合つぶし行為が上げられているが、ぺロヴィックが永久に雇用禁止、工場立ち入り禁止にならなければ工場を撤退するという脅迫まであった。OECDガイドラインは、労働争議が行われている間、経営者による生産移転の脅かしを特に禁止している。会社はまたペロヴィックの解雇が違法であるとするモンテネグロ裁判所の2回の判決を故意に無視した。
この申立の目的は、反組合キャンペーンを中止させるためにベルギーのOECD代表を迅速にこの問題に介入させ、IUFとInBevとIUFのモンテネグロ加盟労組の間で組合指導者ペロヴィックの職場復帰、全面的補償に関して直接交渉を行えるようにすることである。