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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


スペイン・ネスレで組合員動員に成功

Posted to the IUF website 09-Jul-2006





6月20日、スペイン全土でネスレ労働者は、新しいジョイントベンチャー企業、ラクタリス・ネスレ冷蔵乳製品に移籍される仲間に対する保証を求めて時限ストに参加した。

この会社はネスレヨーロッパ冷蔵乳製品(ヨーグルトと乳製品デザート)とフランス本拠の乳業会社ラクタリスの同事業部門の合併により設立されるものである。ふたつの会社の資本とブランドは新しいジョイントベンチャー企業の元にまとめられ、このベンチャー企業の株式をラクタリスが60%、ネスレが40%所有することになる。

この事業決定によって影響を受ける約2000名のネスレ労働者は、労組を通じて労働条件の維持、組合代表の権利、年金給付、新会社が失敗した際のネスレ保証の解雇給付条項に関して保証を求めてきた。ネスレは新会社にコミットメントを強制する保証を与える立場にはないという見解を表明した。

スペインでは、UGTとCC.OOが組織化する労働者が合同で、移籍のために影響を受ける工場ばかりでなく、スペイン全土のネスレ工場で5分間の時限ストを行い集会を開いた。集会ではIUFが起草した声明が読み上げられた。

2005年12月に最初にジョイントベンチャー企業をの立ち上げが発表されていらい、実施が2度延期され、現在ネスレとラクタリスはヨーロッパ競争委員会からの勧告を待っている。6月9日に、ネスレ欧州労使協議会は、ヨーロッパ競争委員会へ書簡を送り、社会事由の考慮が必要で、ネスレはラクタリスにそのブランド使用に関し合意を与えているにもかかわらず、ブランドを生産する者の権利を守る合意について考慮することを繰り返し拒否していると指摘した。

ヨーロッパ委員会は7月12日までに決定を行う予定である。スペインの労組は要求に対するネスレの回答に圧力をかけるために今後も行動を起こす予定である。