IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ユニリバー冷凍食品部門売却発表、財政投資家による新たな雇用破壊増加

Posted to the IUF website 05-May-2006





2月にユニリバー・バーズアイ冷凍食品部門売却が発表されたが、これは即座に労働者と労働組合に不確実性をもたらし、潜在投資家たちを即座にほくそえまさせた。この発表から数日中に、少なくとも10社の買収を専門に行い、非財政資本の急速な回転を行うプライベート・エクィティ・ファンドが、入札に関心を示した。

英国では、GMBが3つのバーズアイ工場の労働者を組織化しているが、即座に新しいオーナーの下での雇用保障、年金の権利、労使関係などを話し合うために経営者に会議を開くよう求めたと発表した。地元の労働党議員ボブ・ブリザードは、ローストフトの屋台骨とも言えるこの工場売却が及ぼす影響を素早く理解した。彼は、英国議会で、「ローストフトの食品工場は国内で最も効率および生産性が高い工場のひとつだ。昨年、この工場は最良工場賞と最良製造業者賞を受賞した。食品産業で何が起こっているか理解するために、この国における食品加工の議論を行えないだろうか?」と発言した。

なぜ、ユニリバーは非常に効率の良い、生産性の高い工場を株主の利益を高めるために、売却して現金化するのだろうか。プライベート・エクイティ・ファンドのような新しい形体の財政資本の食品加工や他のIUF部門産業への大幅な乱入が労働者に与える影響とは何だろうか?ユニリバーのような主流企業が株価と配当を上げるために実際の食品生産から撤退し、この生産能力を食品にコミットしない純粋な金融投資家に売却する時、食品加工部門では何か起こっているのか?生産的な投資ではなく雇用破壊が利益の近道となる時、団体交渉には何が起こっているのか?

これらのまた関連する質問は、ILOジャーナル労働者教育2006年6月号にIUFが書いた論文で扱っている。この文書を読むにはFinancialization: New Routes To Profit, New Challenges For Trade Unions (pdf フォーマット)ここをクリック。